幌延_評価書_11章 準備書についての意見と事業者の見解
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<調査全般について> 意見 ■全体的な調査 既存の風車の存在による鳥類等の自然環境への影響の程度を明らかにするためには、既存風車の建設前の状況と比較する必要が有ります。しかしながら、既存のオトンルイ風力発電所は風力発電事業が環境影響評価法の対象事業になる前に建設されたものであり、建設前の環境影響評価が十分ではないため、既存風車の建設前後で影響を比較することができません。そのため、既存風車の建設前の自然環境の状況を知り、既存風車の存在による環境影響を明らかにするためには、建替えのために既存風車を撤去した後に、計画地に風車が1基もない状態で1年間程度の調査を行う必要があります。 4 一般の意見 事業者の見解 既設風力発電機の存在による影響については、これまで既設風力発電所で実施してきた自主調査や本事業に係る現地調査の結果を踏まえて検討を実施しました。調査結果として利用した文献は、「3.1.5(1)動物の生息状況」に、その結果は「10.1.3動物(1)重要な種及び注目すべき生息地(海域に生息するものを除く)1)調査結果の概要」に記載しました。これらは既設風力発電機の建設前における調査結果を踏まえた予測結果であることから、風力発電機撤去後に、風力発電機がない状態での調査は実施しない方針です。 意見書2 11-6 (1550)

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