幌延_評価書_10章2~4(保全措置、事後調査、総合評価)
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生態系 ・風力発電機の設置及び搬入路の敷設に伴う樹木の伐採や改変は、必要最小限にとどめる。また、作業ヤードとしての造成範囲は、必要最小限にとどめる。 ・工事関係者による改変区域外への必要以上の立ち入りを制限し、動物への影響を低減する。 ・工事関係車両の走行速度等の注意喚起に努めることで、事業実施区域内を餌場として利用するチュウヒ及び動物と接触する事故を未然に防ぐ。 ・土砂の流出を防止する対策として、適切な場所に土砂流出防止柵を設置する。 ・可能な限り排出ガス対策型・低騒音型・低振動型の建設機械を使用する。 ・発生する生活排水(手洗い用の水等)は、少量であるため浸透桝等を設けて適切に処理する。トイレは、汲み取り式又は浄化槽の設置等により適切に処理する。 ・定期的に会議等を行い、環境保全措置を工事関係者に周知徹底する。 4) 人と自然との触れ合いの活動の場 ① 工事用資材等の搬出入 ・工事工程等の調整により、工事関係車両台数を平準化することにより、ピーク時の台数を減らす。 ・工事関係者の乗り合い通勤の徹底を図ることにより、工事関係車両台数を低減する。 ・工事関係車両が一つのルートに集中しないようにルート配分を検討し、工事関係車両台数の分散に努める。 ・急発進、急加速の禁止及びアイドリングストップ等エコドライブを実施する。また、人と自然との触れ合いの活動の場付近を通行する際及び利用者を見かけた際には、速度減速を行い、利用者へ配慮する。 ・定期的に会議等を行い、環境保全措置を工事関係者に周知徹底する。 5) 廃棄物等 ① 造成等の施工による一時的な影響 ・産業廃棄物は可能な限り有効利用に努め、発生量の削減に努める。 ・廃プラスチック(ブレードFRP)以外の産業廃棄物は、中間処理・再生利用に努め、最終処分量の削減に努める。 ・廃プラスチック(ブレードFRP)は、廃棄物処理業者にて最終処分を行う。 ・分別収集・再利用が困難な産業廃棄物は、専門の処理会社に委託し、適正に処理する。 ・地形等を十分考慮し、改変面積を最小限にとどめる。 ・工事に伴う発生土は、埋戻し、盛土等に利用し、対象事業実施区域内で再利用する。 10.2-4 (1488)

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