幌延_評価書_10章1.6 環境影響評価の結果(景観)
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予測地域 対象事業実施区域及びその周辺とした。 予測地点 主要な眺望景観の調査地点として、表 10.1.6-5及び図 10.1.6-4(前述)に示した風力発電機 予測対象時期 風力発電施設が完成した時期とした。 予測方法 現状の眺望景観の写真に、将来の風力発電施設の完成予想図を合成するフォトモンタージュ法 予測結果 本事業と同時に他事業が視認される可能性のある地点について、フォトモンタージュ写真を表 を行った。 が視認できる可能性のある14地点とした。 により、眺望の変化の程度を視覚的表現によって予測した。写真は、人の視野に近いとされる水平画角約60度の範囲を基本とし、新設の風力発電機の設置範囲が基本の画角よりも広域な場合(V7及びV13)は、眺望点からの見え方を広く把握するため、水平画角約180度の範囲とした。 なお、本事業及び周辺他事業の新設風力発電機の諸元は、表 10.1.6-17に示すとおりである。 10.1.6-20に示した。 表 10.1.6-18に示すとおり、予測地点のうち、「V5-1.幌延ビジターセンター(展望台)」、「V5-2.幌延ビジターセンター(木道)」、「V9.鏡沼海浜公園」、「V11.音類橋」、「V12.はくせん橋」の5地点は、本事業を確認した際に視野角60°の範囲内で「他事業の風力発電機は視認されない」ことから、累積的影響はないと予測する。 「V1.サロベツ湿原センター」、「V2.砂丘のえき」、「V8.天塩川河川公園」の3地点は、「本事業の風力発電機の設置範囲方向に他事業が存在するが、どちらもほとんど視認されない」ことから、累積的影響は小さいと予測する(既設風力発電機の垂直見込角は表 10.1.6-13に記載)。なお、表 10.1.6-19に示すとおり、各地点の垂直見込角は最大で0.9度(V1.サロベツ湿原センター)、1.1度(V2.砂丘のえき)、0.7度(V8.天塩川河川公園)であった。 「V3.名山台展望公園」、「V4.パンケ沼園地」、「V6.北緯45度モニュメント」、「V7.サロベツ原野駐車公園」、「V10.国道232号」「V13.天塩川河川敷」の6地点は「本事業の風力発電機の設置範囲方向に他事業が存在するが、本事業の風力発電機とは重複せず、直線的に一列に配置される」ことから、累積的影響は小さいと予測する。なお、表 10.1.6-19に示すとおり、各地点の垂直見込角は最大で1.4度(V3.名山台展望公園)、2.1度(V4.パンケ沼園地)、21.5度(V6.北緯45度モニュメント)、3.4度(V7.サロベツ原野駐車公園)、1.1度(V10.国道232号)、1.6度(V13.天塩川河川敷)であった。 これらのことから、両事業において垂直見込角は概ね3度前後と小さく、風車の高さや色、配置が類似している(表 10.1.6-17参照)ことから、影響は小さいと予測する。 10.1.6-95 (1435)

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