幌延_評価書_10章1.5(生態系)【公開版】_リンク削除
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【各予測結果からの典型性の注目種(鳥類群集)への影響予測総括】 ・調査地域の改変割合は8.2%と低く、採食地や繁殖場所が改変されることに伴う鳥類群集への影響は小さいと考えられる。また、既設風力発電設備跡地や仮設ヤードは採食地として適した環境である耕作地・二次草地に遷移すると考えられることから、影響はさらに小さくなると予測される。既設風力発電設備から500m以内では鳥類の個体数が減少する傾向が確認されたが、新設風力発電設備の直接改変以外の影響範囲(風車から500m以内)は、既設風力発電設備より8.2%減少することから、「草地性鳥類群集」は個体数が増加し、「樹林性鳥類群集」については、樹林環境で影響範囲が増加するため個体数は減少すると予測された。しかし個体数の変化は「草地性鳥類群集」では2.9%の増加、「樹林性鳥類群集」では2.1%の減少と、変化の割合は小さいことから、調査地域の鳥類群集を指標とした生態系典型性には大きな変化は生じないと予測される。 10.1.5-117 (1337)

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