幌延_評価書_10章1.4 環境影響評価の結果(植物)【公開版】
46/54

【参考文献】 【参考文献】 「日本カヤツリグサ科植物図譜」(平凡社、2011年) 「改訂新版 日本の野生植物 1 ソテツ科~カヤツリグサ科」(平凡社、2015年) 表 10.1.4-16 重要な植物への影響予測(ネムロスゲ) 改変区域内に生育していないものの、既設風車脇の運搬路が隣接する。生育地点が運搬路の西側に位置するため盛土を行うと日照変化が想定されるが、運搬路では盛土を行わないため、影響は想定されない。以上から、改変等による個体の減少・消失はないと予測される。また、工事関係者による改変区域外への不要な立ち入りを行わないことから改変による影響は想定されない。なお改変区域(作業道等)が生育地に近接するため、必要に応じ、工事前に希少種の生育状況を工事関係者に周知するとともに、生育地をロープ等で囲い、注意看板を設置するなど、誤って生育地が改変されないよう配慮する。 表 10.1.4-17 重要な植物への影響予測(ホソバオゼヌマスゲ) 改変区域内に生育していないものの、陸側の車両通路が隣接する。通路は盛土や掘削を行わないため、湿地乾燥化の影響は想定されない。また残土敷均範囲から約50m離れており、環境変化は想定されない。以上から、改変等による個体の減少・消失はないと予測される。また、工事関係者による改変区域外への不要な立ち入りを行わないことから、改変による影響は想定されない。なお改変区域(作業道等)が生育地に近接する箇所では、必要に応じ、工事前に希少種の生育状況を工事関係者に周知するとともに、生育地をロープ等で囲い、注意看板を設置するなど、誤って生育地が改変されないよう配慮する。 海岸近くの草地や砂地に生える多年草。花期6~8月。 北海道、本州(青森県、岩手県)に分布する。 「日本カヤツリグサ科植物図譜」(平凡社、2011年) 「改訂新版 日本の野生植物 1 ソテツ科~カヤツリグサ科」(平凡社、2015年) 現地調査では二次草地内のやや湿った場所で1地点1株を確認した。確認はすべて対象事業実施区域内(改変区域外の1地点1株)であった。 改変による減少・消失 地形改変及び施設の存在 泥炭湿地や湿原に生えるカヤツリグサ科の多年草。花期6~7月。 北海道、本州(中部以北)に分布する。 現地調査では主にサロベツ原野や対象事業実施区域の二次草地内の湿性で14地点253株を確認した。確認は対象事業実施区域(改変区域外の2地点2株)と周辺区域(調査地域内の12地点251株)であった。 改変による減少・消失 地形改変及び施設の存在 分布・生態学的特徴 確認状況 影響予測 分布・生態学的特徴 確認状況 影響予測 10.1.4-46 (1212)

元のページ  ../index.html#46

このブックを見る