幌延_評価書_10章1.4 環境影響評価の結果(植物)【公開版】
43/54

予測結果 注:1 ボタン属の一種は、ヤマシャクヤク(環境省RL:NT、北海道RDB:R)、ベニバナヤマシャクヤク(環境省RL:VU、北海道RDB:En)の可能性があるが同定に至らなかったものである。なお、文献ではヤマシャクヤクの記録がある。 2 カラフトアザミ(Saussurea sachalinensis)は北海道RDB2001に掲載されていないが、本種がしばしば混同され日本に分布しないトナカイアザミ(Saussurea acuminata;中国・モンゴル・ロシア沿海地方に分布)が希少種として掲載されていること、かつてはカラフトアザミがトナカイアザミの変種と扱われていた(カラフトアザミの古い学名がSaussurea accuminata subsp.sachalinensis)ことから、カラフトアザミは北海道RDB2001の希少種に相当するものと判断した。 (ア) 重要な植物 現地調査で確認した11科15種の重要な植物を予測の対象とした。 改変区域及びその周辺における重要な植物の確認状況を表 10.1.4-10に、重要な植物への影響予測を表 10.1.4-11~表 10.1.4-25に示す。 No科名1ハナヤスリ科ハマハナヤスリ2ヒルムシロ科イトモ3アヤメ科4ガマ科56カヤツリグサ科ネムロスゲ789ボタン科表 10.1.4-10 重要な植物の確認状況 種名カキツバタミクリタマミクリホソバオゼヌマスゲヒロハオゼヌマスゲボタン属の一種注1)エゾミズタマソウ10アカバナ科ヤチツツジ11ツツジ科イヌタヌキモ12タヌキモ科キタノコギリソウ13キク科カラフトアザミ注2)1415スイカズラ科エゾヒョウタンボク確認地点数 ※( )内は株数対象事業実施区域改変区域内改変区域外調査地域内調査地域外5(3,550)2(600)1(1)2(2)1(200)5(132)周辺区域19(2,130)1(10)1(20)12(251)1(4)2(2)1(10)6(600)6(900)1(3)1(100)29(15,180)4(6)合計5(3,550)2(600)19(2,130)1(10)1(20)1(1)14(253)1(4)2(2)1(10)7(700)7(1,100)1(3)34(15,312)4(6)10.1.4-43 (1209)

元のページ  ../index.html#43

このブックを見る