幌延_評価書_10章1.4 環境影響評価の結果(植物)【公開版】
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現地調査 調査地域 対象事業実施区域及びその周辺とした。 調査方法 調査結果 対象事業実施区域及びその周辺において、11科15種の重要な植物を確認した。重要な植物の ⅠⅡⅤRRⅢ 1ハナヤスリ科2ヒルムシロ科3アヤメ科4ガマ科56カヤツリグサ科789ボタン科10アカバナ科11ツツジ科12タヌキモ科13キク科1415スイカズラ科11科計R注2)R注4) 注:1 ボタン属の一種は,ヤマシャクヤク(環境省RL:NT、北海道RDB:R)、ベニバナヤマシャクヤク(環境省RL:VU、北海道RDB:En)の可能性があるが同定に至らなかったものである。 2 北海道レッドデータブックでは「タヌキモ(学名:Utricularia australis)」が記載され希少種(R)に選定されている。学名が一致するイヌタヌキモは北海道レッドデータブックの希少種(R)に該当する。 3 別和名ホロマンノコギリソウ。 4 カラフトアザミ(Saussurea sachalinensis)は北海道RDB2001に掲載されていないが、本種がしばしば混同され日本に分布しないトナカイアザミ(Saussurea acuminata;中国・モンゴル・ロシア沿海地方に分布)が希少種として掲載されていること、かつてはカラフトアザミがトナカイアザミの変種と扱われていた(カラフトアザミの古い学名がSaussurea accuminata subsp.sachalinensis)ことから、カラフトアザミは北海道RDB2001の希少種に相当するものと判断した。 植物相の現地調査で確認した植物について、表 10.1.4-3に示した選定根拠に基づき、学術上又は希少性の観点から重要な種を抽出した。 一覧は表 10.1.4-5に、重要な種の確認位置を図 10.1.4-7に示すとおりである。 表 10.1.4-5 対象事業実施区域及びその周辺における重要な植物の確認状況 No科名ハマハナヤスリイトモカキツバタミクリタマミクリネムロスゲホソバオゼヌマスゲヒロハオゼヌマスゲボタン属の一種注1)エゾミズタマソウヤチツツジイヌタヌキモキタノコギリソウ注3)カラフトアザミエゾヒョウタンボク種名15種重要種の選定基準NTNTNTNTNTNTNTVUENNTVUVUVU0種0種14種(NT/VU)(En/R)IV5種0種10.1.4-19 (1185)

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