幌延_評価書_10章1.3 環境影響評価の結果(動物)【公開版】
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ウ. 渡り鳥調査 (ア) 空間飛翔調査 空間飛翔調査では、13目28科76種の鳥類が確認された(表 10.1.3-42)。 確認個体数は、月別では2019年9月が最も個体数が多く27,260個体が確認された。次いで多かったのが2019年10月で8,357個体、2020年10月の6,434個体であった。 種類別にみると、全期間を通じて、ヒガラが30,088個体と最も多く確認され、次にカモメ属の一種(オオセグロカモメ、シロカモメ、ワシカモメの混群)の3,706個体、シジュウカラ属の一種(ヒガラ等)の2,490個体、ハクチョウ属の一種(オオハクチョウ又はコハクチョウ)の1,439個体、マガン属の一種(マガン又はヒシクイ)の1,124個体の順に多かった。 飛翔高度別にみると、新設風車の回転域に相当する高度Mを飛翔する個体が多かったが(表 10.1.3-43参照)、実際に対象事業実施区域内を高度Mで飛翔する個体は、1~107個体であった。最も個体数が多かった2020年10月には、コハクチョウの95羽の群れが、既設風力発電設備を避けながら高度Mで風車間を横断する飛翔が確認された。2022年4月に確認された、延べ34羽のハクチョウ属の一種についても同様であった。(表 10.1.3-44参照)。 10.1.3-92 (590)

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