幌延_評価書_10章1.3 環境影響評価の結果(動物)【公開版】
75/668

注:広葉樹林:広葉樹が優占する自然林・二次林 針葉樹林:針葉樹が優占する自然林・二次林 乾性草地:自然草地(乾性) 湿性草地:自然草地(湿性) 二次草地:耕作地・二次草地 スポットセンサス法による調査結果について、表 10.1.3-31に示す環境類型区分別に1haあたりの個体数に換算して集計を行った。なお、各地点において6定点を設定しているが、それぞれ枝番号を設定して整理した。集計結果を表 10.1.3-32~表 10.1.3-36に示した。 調査地域内の結果を環境類型区分別にみると、平均個体数は「針葉樹林」が最も多く28.3個体、次いで「広葉樹林」が14.9個体、「耕作地・二次草地」が12.6個体であった。種数は「針葉樹林」が30種と多く、次いで「広葉樹林」及び「耕作地・二次草地」の20種、「自然草地(乾性)」の17種であった。 次に調査地点と対照地点について比較を行ったところ、「広葉樹林」「自然草地(乾性)」において、調査地域より対照地点で平均個体数及び平均種数が多くなる傾向が確認された。「耕作地・二次草地」では、平均確認個体数は多くなったが、平均種数は少なかった。「針葉樹林」では、調査地域と対象地点を比較すると、平均個体数は調査地域が多く、平均種数は対象地点で多くなった。なお、調査地域内ではコガラ、ヒガラ等の混群が冬季に地点P3-6で確認されたことから、平均個体数が多くなっていると考えられる。 なお、「自然草地(湿性)」は、調査地点のみの結果であるため、除外した。 調査地点内の離隔距離別の傾向をみると、全ての環境類型区分において、離隔距離に応じた個体数の増減や種数の増減等は確認されなかった。 表 10.1.3-31 スポットセンサス法における各定点の離隔距離と環境類型区分 区分 地点 枝番号 調査地域 P1 P2 P3 P4 地点 区分 枝番号 対照地点 P5 P6 P7 P8 50m 1 150m 二次草地 二次草地 乾性草地 乾性草地 乾性草地 乾性草地 湿性草地 湿性草地 湿性草地 湿性草地 湿性草地 湿性草地 二次草地 二次草地 広葉樹林 針葉樹林 針葉樹林 針葉樹林 二次草地 二次草地 広葉樹林 広葉樹林 針葉樹林 針葉樹林 0m(起点) 100m 1 広葉樹林 広葉樹林 広葉樹林 広葉樹林 広葉樹林 広葉樹林 乾性草地 乾性草地 乾性草地 乾性草地 乾性草地 乾性草地 二次草地 二次草地 二次草地 二次草地 二次草地 二次草地 針葉樹林 針葉樹林 針葉樹林 針葉樹林 針葉樹林 針葉樹林 既設風車からの離隔距離 250m 2 3 起点からの距離 200m 2 3 350m 450m 4 5 300m 400m 4 5 550m 6 500m 6 10.1.3-75 (573)

元のページ  ../index.html#75

このブックを見る