幌延_評価書_10章1.3 環境影響評価の結果(動物)【公開版】
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●●-●--- 表 10.1.3-149 予測対象種の影響要因(爬虫類) 表 10.1.3-150 重要な種の影響予測結果(コモチカナヘビ) 本種の幼体~成体の主な生息環境のうち、自然草地(湿性)が改変区域に含まれることから、事業の実施により本種の生息環境の一部が改変される。しかし、自然草地(湿性)改変割合は2.1%と小さいことから、影響は小さいものと予測する。なお、改変や造成範囲は必要最小限にとどめる等の環境保全措置を実施することから、影響は低減できるものと予測する。 本種の主な移動経路は自然草地(湿性)であることから、繁殖や採餌に係る移動経路の一部が阻害されることが考えられる。しかし、改変は風力発電機の設置箇所近傍に限られることから、影響は小さいものと予測する。さらに本種の1 箇所の確認地点周辺は対象事業実施区域外であることから、遮断・阻害による影響は小さいと考えられる。 通行車両が本種の主な生息環境である自然草地(湿性)を通過することから、工事関係車両に接触する可能性が考えられる。しかしながら、工事関係車両への走行速度等の注意喚起に努めること等により、通行車両への接触の可能性は低いと考えられることから、通行車両への接触に係る影響は低減できるものと予測する。 No.種名1コモチカナヘビ(ウ) 爬虫類 爬虫類の予測対象種の影響要因を表 10.1.3-149に、重要な種の影響予測結果を表 10.1.3-150に示す。 北海道北部の湿原に分布する。北海道の個体群は胎生の集団で7月に5個体前後の仔を出産する。妊娠している雌は体内の卵の胚発生を進めるためにも頻繁に日光浴をする。地面を徘徊し、主に昆虫やクモ類を食べている。 【参考文献】 「野外観察のための日本産爬虫類図鑑第2版」(関慎太郎、2018年) 現地調査では、直接観察及びフィールドサイン調査時に確認された。 合計5個体、うち3個体が対象事業実施区域内で確認された。 改変による生息環境の減少・消失 移動経路の遮断・阻害 工事関係車両への接触 工事の実施・土地又は工作物の存在及び供用改変による生息環境の減少・消失移動経路の遮断・阻害分布・生態学的特徴 確認状況 影響予測 工事の実施騒音による生息環境の騒音による餌資源の悪化-逃避・減少影響要因工事関係車両への接触濁水の流入による生息環境の悪化土地又は工作物の存在及び供用ブレード・タワー等への接近・接触夜間照明による誘引10.1.3-603 (1101)

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