幌延_評価書_10章1.3 環境影響評価の結果(動物)【公開版】
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東 ⻄ 赤色枠 緑色枠 青色枠 黄色枠 ii. 分析結果 レーダー調査結果におけるメッシュごとの1時間あたり飛跡数について分析を行った。なお、新設風力発電設備のブレードのローター直径が117mであることから、音源に近いメッシュ(図 10.1.3-50における黄色枠内)の範囲が、概ねローターの回転域が収まる範囲となる。 2022年4月~5月のデータを比較すると(表 10.1.3-56、図 10.1.3-50参照)、全体的には「対策あり」では「対策なし」に対して0~245.1%の割合であった。 表 10.1.3-56、図 10.1.3-50に示した、音源を中心とした黄色枠内の割合は40.5%(減少率59.5%)、青枠内は87.4%(減少率12.6%)、緑色枠内は100.1%(減少率-0.1%)、赤枠内は94.7%(減少率5.3%)、解析対象とした全体(黒色枠)では94.2%(減少率5.8%)であった。 音源から175m以上離れたメッシュまで含めた範囲では変化が小さく、音源に近いほど割合が低くなることから、音に対する忌避が生じていることが示唆された。なお、100%を超えるメッシュが25メッシュあるが、これらは実際には音源に近い場所から忌避し、その飛跡が周囲のメッシュを通過したため、飛跡数が増加した可能性が考えられる。 表 10.1.3-56 「対策あり」飛跡数の「対策なし」飛跡数に対する割合(2022年4~5月) 解析対象範囲 黄色枠 青色枠 緑色枠 赤色枠 黒色枠 音源からの東西方向の距離 75m 125m 175m 225m 275m 音源からの高さ 「対策あり」の「対策なし」に対100m 150m 200m 250m 300m 図 10.1.3-49 解析対象範囲 減少率 する割合 40.5% 87.4% 100.1% 94.7% 94.2% 59.5% 12.6% -0.1% 5.3% 5.8% 300m150m0m225m125m⾳源125m225m10.1.3-122 (620)

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