幌延_評価書_10章1.3 環境影響評価の結果(動物)【公開版】
117/668

⻄0⻄海0海海0海東 東 2次草地調査時間当たりの確認例数調査時間当たりの確認例数iii. 東西方向距離別 東西方向の飛跡の確認状況を図 10.1.3-42~図 10.1.3-45に示した。 秋季及び春季を通して、渡り鳥は海側よりも陸側を多く通過していることが示された。東側の湿地帯を飛翔する個体は少ないが、これは昼間に目視で実施した渡り鳥調査において、スズメ目鳥類の確認個体数が、海岸から樹林地までの陸地で多く、湿地付近の調査地点で少なかったことと合致している(図 10.1.3-213~図 10.1.3-216参照)。 なお、2021年4月及び2022年4月は、西側の海上や東側の湿地上でも飛跡が比較的多く確認されているが、渡り鳥調査において、4月はスズガモなどの海ガモ類やカモメ類が集中的に海岸沿いを渡る状況が確認され、ガン類・ハクチョウ類も湿地上空で集中的に飛翔が確認されたことから(表 10.1.3-44参照)、この結果と合致していると考えられる。 ⾵⾞列上空図 10.1.3-42 東西方向距離別飛跡数(2020年9月) ⾵⾞列上空図 10.1.3-43 東西方向距離別飛跡数(2020年10月) 乾性草地2次草地樹林調査地点からの⽔平距離(m)乾性草地樹林調査地点からの⽔平距離(m)湿地樹林湿地調査断⾯の標⾼湿地湿地調査断⾯の標⾼樹林調査地点樹林調査地点100090080070060050040030020010001000900800700600500400300200100100010005002020年9⽉5002020年10⽉50010005001000700.00600.00500.00400.00300.00200.00100.000.00700.00600.00500.00400.00300.00200.00100.000.00東⻄⽅向別の確認例数:2020年9⽉東⻄⽅向別の確認例数:2020年10⽉樹林10.1.3-117 (615)

元のページ  ../index.html#117

このブックを見る