幌延_評価書_10章1.3 環境影響評価の結果(動物)【公開版】
113/668

ii. 飛翔高度別 飛翔高度別の確認飛跡数を図 10.1.3-36~図 10.1.3-39に示した。 秋季及び春季を通して、新設風力発電機回転域を通過する飛跡の確認例数は全体の22.7~75.0%であった。最大高度、ピーク高度、新設風力発電機回転域を通過する確認例数の割合は調査回により以下のように異なった。 2020年9月は、最大高度は約2,300mで、ピーク高度は160~260m付近の比較的低い位置であった。新設風力発電機回転域である150m以下の確認飛跡数は、全体の28.0%であった。 2020年10月は、最大高度は約2,400mで、ピーク高度は360~560m付近であり、9月と比較してやや高い位置であった。新設風力発電機回転域である150m以下の確認飛跡数は、全体の3.8%であった。 2021年4月は、最大高度は約1,500mで、ピーク高度は50~150m及び560~610m付近であったが、明確なピークはなかった。新設風力発電機回転域である150m以下の確認飛跡数は、全体の22.7%であった。 2021年5月は、最大高度は約1,800mで、ピーク高度は50~150m及び660~710m付近であった。新設風力発電機回転域である150m以下の確認飛跡数は、全体の28.6%であった。 2022年4月は、最大高度は約2,200mで、ピーク高度は50~150m付近であった。新設風力発電機回転域である150m以下の確認飛跡数は、全体の75.0%であった。 2022年5月は、最大高度は約2,300mで、ピーク高度は50~100m及び310~610m付近であった。ピークは150m以下の低い位置にもあるものの、全体的な確認飛跡数は高度300m以上で多かった。新設風力発電機回転域である150m以下の確認飛跡数は、全体の29.9%であった。 2022年4月のみ、全体の150m以下の確認飛跡数が75%と高かったが、それ以外の時期については全て22.7%~29.9%と30%以下となっていた。 10.1.3-113 (611)

元のページ  ../index.html#113

このブックを見る