幌延_評価書_3.1章 対象事業実施区域及びその周囲の概況 自然的状況
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表 3.1-25 動物の重要な生息地 ・道指定 ・ノゴマ、シマオオジ、オオジシギ、ミコアイサ、コマドリ、コガラなど100種余りに及ぶ小鳥の繁殖・生息地 ・国指定 ・指定区分:集団渡来地 ・道指定 ・指定区分:森林鳥獣生息地 ・ガンカモ類:オオハクチョウ、コハクチョウ、ヒシクイ、マガンの渡来地、ミコアイサ、アカエリカイツブリの繁殖地 ・爬虫両生類:コモチカナヘビの生息地 ・湿地性鳥類:チュウヒ、タンチョウ、ツメナガセキレイ、シマアオジ、オジロワシの繁殖地 ・昆虫類:チャバネエンマコガネ、イイジマルリボシヤンマ,カラカネイトトンボの生息地 ・淡水魚類:イトウ、エゾホトケドジョウの生息地 ・底生動物:ヤマトシジミなどの汽水性ベントスの生息地 ・ヒシクイ ・群れを作る水鳥の生物地理的個体群の1%以上が定期的に生息するか、または生息すると考えられるサイト ・淡水魚類:チョウザメ、イトウの生息地、サケ、カラフトマスの遡上河川 ・底生動物:ヤマトシジミなどの汽水性ベントスの生息地 ・国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストの地域絶滅危惧種ENに分類された種が1種存在するサイト ・重要野鳥生息地(IBA)で対象とする群れをつくる種が2種生息するサイト 注:選定基準は、表 3.1-24に示すとおりである。 a. 重要な生息地 対象事業実施区域及びその周辺における動物の重要な生息地の状況は、表 3.1-25及び図 3.1-7に示すとおりである。 サロベツ原野は、環境省の「生物多様性の観点から重要度の高い湿地(重要湿地)」に指定されており、国内最大とされる高層湿原等の湿性植生の中に大小さまざまな湖沼が点在し、鳥類の渡来地のほか、タンチョウ等の湿地性鳥類やコモチカナヘビ等の希少な動物の生息・繁殖地としても重要な場所とされており、ペンケ沼周辺の低層湿原ではタンチョウの繁殖が確認されている。また、渡り鳥の集団渡来地として「サロベツ鳥獣保護区特別保護地区」にも指定されており、ペンケ沼やパンケ沼は、ヒシクイやカモ類の渡りの中継地として利用されている。 No. 名称 1 稚咲内海岸砂丘林 Ⅰ:天然記念物 2 サロベツ鳥獣保護区特別保護地区 3 夕来稚咲内鳥獣保護区 4 希少猛禽類(クマタカ)の生息地 5 サロベツ原野 6 天塩川 7 サロベツ川・天塩川 Ⅸ:生物多様性の保全の選定基準 Ⅳ:鳥獣保護区 Ⅳ:鳥獣保護区 Ⅴ:クマタカの生息地 ・クマタカ Ⅵ:ラムサール条約湿地 ・オオヒシクイ、コハクチョウ渡来地 Ⅶ:重要湿地 Ⅷ:重要野鳥生息地 Ⅶ:重要湿地 鍵になる重要な地域 概要 3-25 (69)

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