超低周波音大気質大気環境 表 5-3(2) 調査、予測及び評価結果の概要 【評価】 ア. 環境影響の回避・低減に関する評価 施設の稼働(風力発電機の稼働)に伴う低周波音の影響を低減するための環境保全措置は、以下のとおりである。 ・風力発電機は、住宅等から可能な限り離隔して設置する。 ・風力発電施設の適切な点検・整備を実施し、性能維持に努め、低周波音の原因となる異常音等の発生を低減する。 予測地点におけるG特性音圧レベルは、56~65デシベルであり、すべての地点・季節においてIS0-7196:1995に示される「超低周波音を感じる最小音圧レベル」である100デシベルを大きく下回る。 また、すべての地点で「建具等のがたつき」が始まるレベルを下回っている。圧迫感・振動感を感じるレベルとの比較では、20Hz以下の超低周波音はすべての地点で「わからない」レベルを下回っており、20Hz以上の可聴域のうち、80Hz以上で「気にならない」レベルを超える地点があるが、すべての地点で「よくわかる。不快な感じがしない」レベルを大きく下回っている。 なお、低周波音に関しては影響の程度にかかわらず受音側の感じ方が異なることも想定されることから、施設の稼働後に地元住民から低周波音に関する問合せ等があった場合には、速やかに当該地元住民からヒアリングを行い、状況に応じて専門家等の助言を踏まえて、対策を検討する。 以上のことから、施設の稼働に伴う低周波音については実行可能な範囲内で低減が図られているものと評価する。 イ. 国又は地方公共団体による基準又は目標との整合性の検討 予測地点におけるG特性音圧レベルは、56~65デシベルであり、いずれの時期においてもIS0-7196:1995に示される「超低周波音を感じる最小音圧レベル」である100デシベルを大きく下回る。 なお、低周波音に関しては影響の程度にかかわらず受音側の感じ方が異なることも想定されることから、施設の稼働後に地元住民から低周波音に関する問合せ等があった場合には、速やかに当該地元住民からヒアリングを行い、状況に応じて専門家等の助言を踏まえて、対策を検討する。 以上のことから、基準又は目標との整合が図られているものと評価する。 選定項目 評価結果の概要 5-11 (61)
元のページ ../index.html#65