14-jyunbisyo-youyaku
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大気質大気質大気環境 イ.環境保全の基準等との整合性 工事関係車両の走行に伴う二酸化窒素の将来予測環境濃度(日平均値の年間98%値)の ① 工事用資機材の搬出入(二酸化窒素) 【予測】 選定項目 0.010ppmは、環境基準(0.04~0.06ppm)を下回っている。 表 5-1(3) 調査、予測及び評価結果の概要 予測結果及び評価結果の概要 工事用資機材の搬出入車両の主要な交通ルートである道道972号浜里下沼線沿い(地点名:沿道1)、道道444号稚咲内豊富停車場線沿い(地点名:沿道2)における2地点の沿道の二酸化窒素予測結果は、日平均値の年間98%値で、沿道1地点では0.010ppm、沿道2地点では0.010ppmと予測する。 【評価】 ア.環境影響の回避・低減に関する評価 工事関係車両の走行に伴う窒素酸化物の影響を低減するため、以下の環境保全措置を講じる。 ・工事工程等の調整により、工事関係車両台数を平準化することにより、ピーク時の発生台数を削減する。 ・風力発電機等の大型機器は、可能な限りメーカーの工場で組み立てて海上輸送により搬入し、なるべく近隣の港湾まで搬入することで、工事関係車両台数を削減する。 ・工事に伴い発生する掘削土は、全て対象事業実施区域内で有効利用することにより、残土運搬車両台数を減らす。 ・工事関係者の乗り合い通勤の徹底を図ることにより、工事関係車両台数を低減する。 ・車両が集中する通勤時間帯には、できる限り工事用資材等の搬出入を行わない。 ・急発進、急加速の禁止及びアイドリングストップ等、エコドライブの実施を工事関係者に徹底する。 ・工事関係車両が構外に出る際には、タイヤ洗浄を行う。 これらの環境保全措置を講じることにより、二酸化窒素の寄与濃度は現況の濃度と比較して十分低いものになると予測されることから、工事関係車両の走行に伴う窒素酸化物の大気質への影響は実行可能な範囲内で低減されていると評価する。 以上のことから、環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する。 5-4 (54)

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