14-jyunbisyo-youyaku
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表 3-1(3) 主な地域特性(自然的状況) 【動物の生息状況】 ・既存資料により生息の情報が得られた動物相の概況として、哺乳類12科43種、鳥類58科290種、爬虫類2科5種、両生類3科3種、昆虫類235科2,154種、魚類17科48種、底生動物50科106種が確認されている。このうち、重要な種に該当するものは、哺乳類は8科18種、鳥類は28科81種、爬虫類は1科1種、両生類は1科1種、昆虫類は31科68種、魚類は11科21種、底生動物は13科20種である。 ・注目すべき生息地として、対象事業実施区域及びその周辺に「サロベツ原野」、「稚咲内海岸砂丘林」及び「天塩川」が存在している。 【植物の生育状況】 ・既存資料により生育の情報が得られた植物(シダ植物及び種子植物)は計129科1,108種である。このうち、重要な種に該当するものは、48科119種である。 ・植生として、対象事業実施区域周辺の海岸沿いには、砂丘植生である「ハマニンニク-コウボウムギ群集」や「ハマナス群落」が、対象事業実施区域の東側には、強い海風によりミズナラが矮小化した「ミズナラ群落(海岸風衝型)」が、そのさらに東側には、「ヨシクラス」や「チマキザサ-ヨシ群落」等の湿性草地が広く分布している。 ・重要な植物群落として、対象事業実施区域の周辺に、環境省の特定植物群落に選定されている「サロベツ原野」、「天塩川河口アカエゾマツ林」が分布している。また、環境省の重要湿地に選定されている「サロベツ原野」についても、分布範囲は示されていないが、対象事業実施区域の周辺に分布しているものと考えられる。 【生態系の状況】 ・対象事業実施区域及びその周辺の生態系は、広葉樹が優占する自然林・二次林、針葉樹が優占する自然林・二次林、自然草地(乾性)、自然草地(湿性)、耕作地・二次草地、人工地、開放水域の7つの環境類型に区分される。海岸沿いには自然草地(乾性)が分布し、対象事業実施区域の東側には広葉樹あるいは針葉樹が優占する自然林・二次林、自然草地(湿性)等が分布している。 ・重要な自然環境のまとまりの場として、対象事業実施区域及びその周辺に「自然草原・自然林」、「利尻礼文サロベツ国立公園」、「サロベツ原野」、「稚咲内海岸砂丘林」、「天塩川」が分布している。 【景観の状況】 ・対象事業実施区域及びその周辺には、主要な眺望点としてサロベツ原野駐車公園など9地点、日常的な視点場として国道232号の1地点が存在している。 ・対象事業実施区域には、自然景観資源(砂丘)の稚咲内海岸が存在している。 【人と自然との触れ合いの活動の状況】 ・対象事業実施区域及びその周辺には、主要な人と自然との触れ合いの活動の場として、北海道自然歩道(オロロン海道)など4ヶ所が存在している。 ・対象事業実施区域及びその周辺では、一般環境中の放射性物質の測定は実施されていない。 なお、稚内市における2019年の空間線量率は、0.028~0.040μSv/hとなっている。 項目 動植物の生息又は生育、植生及び生態系の状況 景観及び人と自然との触れ合いの活動の状況 一般環境中の放射性物質の状況 主な地域特性 3-3 (47)

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