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表 3-1(2) 主な地域特性(自然的状況) 【水象の状況】 ・対象事業実施区域の東側にはサロベツ川が、南側には天塩川が流れておりいずれも一級河川である。また、対象事業実施区域の周辺には、パンケ沼や長沼等の湖沼が存在している。 ・対象事業実施区域の西側には、日本海が広がっている。 ・対象事業実施区域周辺には、「北海道の代表的な湧水」に掲載されている湧水として、「下沼湧水権左衛門」が存在する。 【水質の状況】 ・対象事業実施区域の周辺では、天塩川下流の「円山(円山水位観測所)」の1地点において公共用水域の水質測定が行われている。2019年度の測定結果は、浮遊物質量(SS)及び大腸菌群数の1検体を除いて環境基準に適合している。 ・対象事業実施区域の周辺海域では、公共用水域の水質測定は実施されていない。 ・対象事業実施区域の周辺では、幌延町の2条北地区において地下水の水質測定計画に基づく概況調査が実施されている。2018年度の測定結果は、いずれの項目も環境基準に適合している。 ・幌延町、豊富町及び天塩町では、2020年度において水質汚濁に係る苦情は発生していない。 【水底の底質の状況】 ・対象事業実施区域の周辺では、天塩川下流の「天塩大橋」の1地点において水底の底質中のダイオキシン類の測定が行われている。2019年度の測定結果は、環境基準に適合している。 ・対象事業実施区域の土壌は、砂丘未熟土壌となっている。 ・対象事業実施区域及びその周辺には、「土壌汚染対策法」(平成14年法律第53号)に基づく要措置区域及び形質変更時要届出区域は存在しない。 ・幌延町、豊富町及び天塩町では、2020年度において土壌汚染に係る苦情は発生していない。 【地盤の状況】 ・「令和元年度全国の地盤沈下地域の概況」(環境省、令和3年)によると、幌延町、豊富町及び天塩町において地盤沈下は確認されていない。 ・幌延町、豊富町及び天塩町では、2020年度において地盤沈下に係る苦情は発生していない。 ・対象事業実施区域の地形は、自然堤防・砂州・砂丘となっている。 ・対象事業実施区域には、「第3回自然環境保全基礎調査」(環境庁、平成元年)による自然景観資源(砂丘)の「稚咲内海岸」、「日本の典型地形」(国土地理院、平成11年)による砂丘・風紋の「稚咲内」が分布している。 【地質の状況】 ・対象事業実施区域の表層地質は、礫・砂・粘土又は砂となっている。 ・対象事業実施区域及びその周辺には、「文化財保護法」(昭和25年法律第214号)等により指定された天然記念物(地質鉱物)は存在しない。 項目 水象、水質、水底の底質その他の水に係る環境の状況 土壌及び地盤の状況 【土壌の状況】 地形及び地質の状況 【地形の状況】 主な地域特性 3-2 (46)

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