騒音大気質大気環境 イ. 国又は地方公共団体による基準又は目標との整合性の検討 選定項目 予測及び評価結果の概要 表 10.4-2 (4) 調査、予測及び評価結果の概要 ②施設の稼働 【予測】 施設の稼働に伴う騒音の予測結果は、以下のとおりである。 本事業による騒音の寄与値は、環境1、環境2の両地点において、既設風力発電施設の寄与値よりも7デシベル減少すると予測する。 本事業の寄与値は、24~25デシベル、残留騒音と寄与値を合成した予測値は、夏季の昼間で30~36デシベル、夜間で28~31デシベル、秋季の昼間で34~36デシベル、夜間で30~33デシベル、冬季の昼間で30~37デシベル、夜間で28~32デシベル、春季の昼間で32~38デシベル、夜間で31~35デシベルとなり、指針値と比較した場合、両地点とも指針値以下であると予測する。 【評価】 ア. 環境影響の回避、低減に係る評価 施設の稼働に伴う騒音の影響を低減するための環境保全措置は、以下のとおりである。 ・風力発電施設の適切な点検・整備を実施し、性能維持に努め、騒音の原因となる異常音等の発生を低減する。 これらの措置を講じることにより、建替後の騒音寄与レベルは建替前と比較して削減され、施設の稼働に伴う騒音の影響は少ないものと考えられる。 ただし、騒音に関しては影響の程度にかかわらず受音側の感じ方が異なることも想定れることから、施設の稼働後に地元住民から騒音に関する問合せ等があった場合には、速やかに当該地元住民からヒアリングを行い、状況に応じて専門家等の助言を踏まえて、対策を検討する。 以上のことから、実行可能な範囲内で影響の低減が図られているものと評価する。 対象事業実施区域の周辺において、「風力発電施設から発生する騒音に関する指針」(平成29年5月、環境省)に基づく評価の目安となる指針値との整合が図られているかを検討した。 予測の結果は、全地点で評価の目安となる指針値を下回っている。 以上のことから、環境保全の基準又は目標との整合が図られているものと評価する。 10.4-9 (1477)
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