10-1-5-jyunbisyo
86/118

表 10.1.5-36 調査地点別のライトトラップ調査結果 針葉樹林針葉樹林広葉樹林広葉樹林自然草地(乾性)自然草地(乾性)自然草地(湿地)自然草地(湿地)耕作地・二次草地昆虫類については、現地調査では500m以内と500m以遠に分けて調査を実施したが、各類型区分で明確な傾向が確認できなかったことから、以降の解析では各環境類型区分の平均値を用いることとした。 地上徘徊性昆虫類については、ピットフォール調査結果の年間乾燥重量の平均値を各環境類型区分の餌資源重量として用いた。飛翔性昆虫類については、ライトトラップ調査結果の年間乾燥重量を各環境類型区分の餌資源重量として用いた。環境類型区分毎の餌資源重量を表 10.1.5-37、表 10.1.5-38にそれぞれ示した。 餌資源量重量指数 (各環境類型区分の調査地点の年間合計重量)地点数 昆虫食の鳥類群集の好適採食地の推計は、各メッシュの環境類型区分毎の面積に、地上徘徊性昆虫、飛翔性昆虫の餌資源重量をそれぞれ乗算し、メッシュごとに集計したものとした。昆虫食の鳥類群集の好適採食地の分布状況を図 10.1.5-47、図 10.1.5-48に示した。 地上徘徊性昆虫類の好適採食地の分布については、広葉樹林で値が最も高くなっていたことから、対象事業実施区域より東側の広葉樹林分布地に値が高い範囲が広がっている。それ以外では海岸線に沿った自然草地(湿地)環境でも値が大きな範囲が広がっていた。 飛翔性昆虫類の好適採食地の分布については、広葉樹林で値が最も高いため、広葉樹林沿いで高くなっているが、耕作地・二次草地でも値は高かったことから、対象事業実施区域内に好適な環境が広く分布している状況となっている。 ライトトラップ調査結果春季夏季T30.44g1.18g1.49gT70.12g1.1g0.49gT45.16g1.29g1.49gT81.44g1.78g3.39gT20.74g0.92g1.78gT60.09g0.65g1.73gT10.39g1.1g0.35gT51.12g1.9g4.23gT90.85g1.51g3.48g合計重量秋季3.11g1.71g7.94g6.61g3.44g2.47g1.84g7.25g5.84g10.1.5-86 (1266) 環境類型区分調査地点

元のページ  ../index.html#86

このブックを見る