10-1-5-jyunbisyo
110/118

iv. 施設の稼働・供用による鳥類群集への影響 現地調査結果から、既設風力発電設備からの調査地点と500m以内については、「樹林性鳥類 群集」、「草地性鳥類群集」の平均個体数は500m以遠よりも少ない傾向が認められた。 以上の調査結果及び文献調査結果を踏まえて、風車からの直接改変以外の影響範囲を500mと想定して予測評価を行った。 <新設風力発電設備の設置による影響範囲の変化> 既設風力発電設備28基の直接改変以外の影響範囲(既設風力発電設備から500m以内)は294.7haである(図 10.1.5-49、表 10.1.5-51参照)。そのうち耕作地・二次草地は43.0%、自然草地(乾性)は17.2%、自然草地(湿性)は11.2%、広葉樹林は11.3%、針葉樹林は8.7%を占めている。 新規風力発電設備5基の影響範囲(新設風力発電設備から500m以内)は270.4haである(図 10.1.5-49、表 10.1.5-51参照)。そのうち耕作地・二次草地は41.9%、自然草地(乾性)は16.8%、自然草地(湿性)は10.4%、広葉樹林は11.6%、針葉樹林は10.9%を占めている。 既設風力発電設備より、新設風力発電設備の直接改変以外の影響範囲は24.2ha狭くなり、既設風力発電設備の影響範囲より8.2%減少する。 <「樹林性鳥類群集」への影響> 環境類型区分毎の影響範囲の面積の増減を踏まえて、「草地性鳥類群集」及び「樹林性鳥類群集」の個体数の変化についての予測結果を表 10.1.5-51に、環境類型区分ごとの種別の個体数の増減について表 10.1.5-52に示した。 「樹林性鳥類群集」については、環境類型区分別にみると、針葉樹林の影響面積の増加に伴い個体数は23.0個体減少し、広葉樹林については6.3個体増加するため、全体では、「樹林性鳥類群集」は16.7個体減少すると予測された。 なお、調査地域に生息する「樹林性鳥類群集」の推定個体数は783.2個体であり、新設風力発電設備供用後の個体数の減少割合は2.1%となる(表 10.1.5-52参照)。 <「草地性鳥類群集」への影響> 「草地性鳥類群集」については、自然草地(乾性)で9.4個体、自然草地(湿性)で0.9個体、耕作地・二次草地で24.7個体増加すると予測された。全体的には「草地性鳥類群集」は35.0個体増加すると予測された。 なお、調査地域に生息する「草地性鳥類群集」の総推定個体数は1209.7個体であり、新設風力発電設備供用後の個体数の増加割合は2.9%となる(表 10.1.5-52参照)。 10.1.5-110 (1290)

元のページ  ../index.html#110

このブックを見る