表 10.1.3-156 重要な種の影響予測結果(ノコスジモンヤガ) 本種の主な生息環境は自然草地(湿性)であり、事業の実施により生息環境の一部が改変される可能性が考えられる。しかしながら、本種の主な生息環境である自然草地(湿性)の改変割合は1.7%と小さい。したがって、改変による生息環境の減少・消失に係る影響は小さいものと予測する。 以上のことから、改変による生息環境の減少・消失に係る影響は小さいものと予測する。さらに改変や造成範囲は必要最小限にとどめる等の環境保全措置を実施することから、影響は低減できるものと予測する。 本事業では、ライトアップを行わないこと、夜間の照明は航空障害灯に限られることから、夜間照明により誘引される可能性は低い。 以上のことから、本種の生息への影響は小さいものと予測する。さらに環境保全措置の実施により、影響は低減できるものと予測する。 表 10.1.3-157 重要な種の影響予測結果(マガリスジコヤガ) 本種の主な生息環境は自然草地(湿性)であり、事業の実施により生息環境の一部が改変される可能性が考えられる。しかしながら、本種の主な生息環境である自然草地(湿性)の改変割合は1.7%と小さい。したがって、改変による生息環境の減少・消失に係る影響は小さいものと予測する。 以上のことから、改変による生息環境の減少・消失に係る影響は小さいものと予測する。さらに改変や造成範囲は必要最小限にとどめる等の環境保全措置を実施することから、影響は低減できるものと予測する。 本事業では、ライトアップを行わないこと、夜間の照明は航空障害灯に限られることから、夜間照明により誘引される可能性は低い。 以上のことから、本種の生息への影響は小さいものと予測する。さらに環境保全措置の実施により、影響は低減できるものと予測する。 低湿地に生息する。成虫は年1化、9月上旬に出現する。若齢幼虫で越冬する。ヨーロッパではワタスゲ属(カヤツリグサ科)、ヤチヤナギ(ヤマモモ科)が寄主植物として知られている。北海道に分布する。 【参考文献】 「日本産蛾類標準図鑑Ⅱ」(岸田康則編、2011年、学研教育出版) 改変による生息環境の減少・消失 夜間照明による誘引 本州では群馬県板倉町、神奈川県箱根町などの沼沢地で得られているが、個体数は少ない。食草は未知。年1化で成虫は7~8月に出現する。北海道、本州、国外ではロシア南東部に分布している。 【参考文献】 「レッドデータブック2014 –日本の絶滅のおそれのある野生生物- 5 昆虫類」(環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室 編、2015年、ぎょうせい) 改変による生息環境の減少・消失 夜間照明による誘引 分布・生態学的特徴 確認状況 現地調査では、ライトトラップ法調査時に確認された。 対象事業実施区域外で1箇所1個体を確認した。 影響予測 分布・生態学的特徴 確認状況 現地調査では、ライトトラップ法調査時に確認された。 対象事業実施区域外で3箇所6個体を確認した。 影響予測 10.1.3-577 (1073)
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