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表 10.1.3-139(1) 渡り鳥の影響予測結果(ハクチョウ類) 渡りが確認されたのは、オオハクチョウ、コハクチョウ、ハクチョウ属の一種で、属止めを除く2種が確認された。対象事業実施区域及びその周辺を渡り時の移動経路として利用するものの、高度Mで飛翔した種はコハクチョウのみであった。 ハクチョウ類の移動経路は、風力発電機が設置される箇所だけでなく、東側に広がる湿地帯等の周囲の広範囲で確認され、主要なルートは対象事業実施区域より東側と考えられる。また、調査地域には、渡り鳥が迂回するための空間も確保されている。新規風力発電設備は、既設風力発電設備より大型化するが、設置位置は既設風力発電設備と重なり、機数は28機から5機へと減少し、既設風力発電機より間隔が保たれている。構内配電線は既存道路沿いや新設される管理道においても極力地中埋設する。 以上のことから、ハクチョウ類による渡り時の移動経路の遮断・阻害による影響は小さいものと予測する。 渡りが確認された2種は、対象事業実施区域及びその周辺を渡り時の移動経路として利用するものの、高度Mで飛翔した種はコハクチョウのみであった。 ハクチョウ類の移動経路は、風力発電機が設置される箇所だけでなく、東側に広がる湿地帯等の周囲の広範囲で確認され、主要なルートは対象事業実施区域より東側と考えられる。また、調査地域には、渡り鳥が迂回するための空間も確保されている。新規風力発電設備により改変される場所は、既設風力発電設備に隣接しており、面的な広がりのあるものではなく、新設風力発電機の配置及び風車ヤード部と管理道の連続した線状のものであり、構内配電線は既存道路沿いや新設される管理道においても極力地中埋設する。新規風力発電設備は、既設風力発電設備より大型化するが、設置位置は既設風力発電設備と重なり、機数は28機から5機へと減少し、既設風力発電機より間隔が保たれている。 既設風力発電施設の28箇所(15メッシュ)における、コハクチョウの年間予測衝突数は、環境省モデルが0.2647個体/年、球体モデルが0.4760個体/年である。新設風力発電設置箇所の5箇所(5メッシュ)における、コハクチョウの年間予測衝突数は、5メッシュの合計値で、環境省モデルが0.0830個体/年、球体モデルが0.1957個体/年であり、既設風力発電設備より、新設風力発電設備で、年間予測衝突数は減少する。 以上のことから、ハクチョウ類が風力発電機のブレードへ衝突する可能性は低いと予測する。 移動経路の遮断・阻害 ブレード・タワー等への接近・接触 影響予測 10.1.3-552 (1048)

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