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表 10.1.3-136 重要な種の影響予測結果(ギンザンマシコ) 本種の主な生息環境は樹林環境(針葉樹林)であり、事業の実施により生息環境の一部が改変される可能性が考えられる。しかしながら、本種の主な生息環境である樹林環境のうち、針葉樹は改変されない。また、改変は風力発電機の設置箇所や一部の輸送路に限定される。 以上のことから、改変による生息環境の減少・消失に係る影響は小さいものと予測する。さらに地形や既存道路等を十分考慮し、改変面積を最小限に留める等の環境保全措置の実施により、影響は低減できるものと予測する。 本種の主要な移動経路は樹林内及びその上空であることから、採食行動に係る移動経路の一部が阻害される可能性が考えられる。しかしながら、改変区域は風力発電機の設置近傍及び既設道路周辺に限定されることから、本種が迂回するための空間は確保される。 以上のことから、移動経路の遮断・阻害に係る影響は小さいものと予測する。 本種の主な生息環境である樹林環境(針葉樹林)は、改変区域が含まれないことから、工事の実施に伴う騒音による影響は想定されない。なお、工事に伴う騒音は一時的なものである。 以上のことから、影響は小さいものと予測する。さらに、環境保全措置として、工事中は可能な限り低騒音型の建設機械を使用することにより、影響は低減できるものと予測する。 全北区。ユーラシア大陸から北アメリカ大陸の亜寒帯の山地やツンドラ地帯に広く分布する。日本では北海道の高産地だけで繁殖する。大雪山では以前から繁殖期に生息することが知られていたが、1975年に初めて雛がいる巣が発見され繁殖が確認された。(石川、1976)。また、日高山脈、利尻島、知床半島でも、夏の観察例ある。(石川、1976;Fujimaki et al., 1979)。冬は山麓から平地に移動するが、本州では新潟県、長野県、石川県にごくまれな記録しかない。 大雪山では標高1,800m以上のハイマツ帯に生息する。冬は山麓部に漂行し、カラマツ、トドマツ、エゾマツなどの針葉樹林や平地に現れる。 【参考文献】 「原色日本野鳥生態図鑑<水鳥編>」(1995年、中村登流・中村雅彦、保育社) 内では確認されなかった。 改変による生息環境の減少・消失 移動経路の遮断・阻害 騒音による生息環境の悪化 分布・生態学的特徴 確認状況 本種は現地調査において、猛禽類調査時に確認された。 本種は合計6回確認され、対象事業実施区域外で3回、調査地域外で3回確認され、対象事業実施区域影響予測 10.1.3-549 (1045)

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