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図 10.1.3-19 死骸調査の踏査範囲概念図 風車群を通過する飛跡数を評価するため、風車群周辺における渡り鳥の飛翔状況の整理には東西回転レーダーの結果を使用した。ただし、東西回転のレーダーは立地の関係上風車に近い場所で調査を実施したため、高度150m以下の飛跡がノイズに紛れ正確に集計できなかった。そこで、補足的に実施した南北回転レーダーの結果から、同時刻の飛翔高度別の飛跡の割合を算出し、東西回転レーダーの高度150m以下の推定飛跡数を算出した。 集計結果は時刻別、飛翔高度別、東西方向距離別の3種類の方法で整理した。 エ. バット・バードストライク(死骸調査) バット・バードストライク(死骸調査)は、「鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き」を参考に、28基全ての風車を対象とし、踏査を行う範囲は、地上からブレード先端部までの高さ(H)を半径とする円内を対象とした。オトンルイ風力発電所においては、ブレード直径約50.5m、ハブ高さ74mで、ブレードの先端部までの高さ(H)が99.25mであることから、各風車支柱から半径約100m円内を踏査範囲とした。 死骸調査における踏査範囲の概念図を図 10.1.3-19に、調査範囲の位置を図 10.1.3-20に示した。 10.1.3-53 (549)

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