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●●●●●----●●●●●------------●-----●●●-------●●-●●●●●●●●-●●●●●●●●-表 10.1.3-83 予測対象種の影響要因(哺乳類) 表 10.1.3-84 重要な種の影響予測結果(ヒメホオヒゲコウモリ) 本種の主な生息環境である樹林環境(針葉樹林、広葉樹林)が改変区域に含まれることから、事業の実施により本種の生息環境の一部が改変される。しかし、針葉樹林の改変はなく、広葉樹林の改変割合は0.1%と小さいことから、影響は小さいものと予測する。なお、改変や造成範囲は必要最小限にとどめる等の環境保全措置を実施することから、影響は低減できるものと予測する。 本種の主要な移動経路は樹林内であることから、繁殖や採餌に係る移動経路の一部が阻害される可能性があると考えられる。しかし、改変は風力発電機の設置箇所近傍に限られること、風力発電機の設置箇所周辺には樹林環境が分布していないことから、影響は小さいものと予測する。 バット・バードストライク調査を計95日(内、5月中旬から10月下旬に49日))実施した結果、ブレード・タワー等への接近・接触による死亡と考えられる本種の死骸は確認されなかった。 本種が発する超音波の周波数帯は30~60kHzである。 高度別自動録音調査において、30~60kHzグループの音声はブレード回転高さ30m地点で875例、75m地点で85例確認されている。 確認例数は地点B1、B4、B5、B2の順で多かった。時期別の確認状況として、確認例数は7月中旬から9月上旬の2ヶ月間に集中しており、この期間の確認例数(2,231例)は全期間の確認例数(2,504例)の89.1%であった。風速別の確認状況は、カットイン速度以下での確認割合が78.7%となった。 すべての音声は5月中旬から10月下旬(特に7月中旬から9月上旬)に確認されており、この期間は、ブレード・タワー等への接近・接触の可能性がある。ただし、カットイン速度以下での確認割合が78.7%であり、バット・バードストライク調査を計95日(内、5月中旬から10月下旬に49日)実施したが、ヒメホオヒゲコウモリの死骸は確認されていないことから、影響は小さい予測する。それ以外の11月No.種名1ヒメホオヒゲコウモリ2ヒナコウモリ3コテングコウモリ4コウモリ目(30~60kHz)5コウモリ目(10~30kHz)6エゾシマリス7エゾヒグマ8エゾクロテン9ゴマフアザラシエ. 予測結果 (ア) 哺乳類 哺乳類の予測対象種の影響要因を表 10.1.3-83に、重要な種の影響予測結果を表 10.1.3-84~表 10.1.3-92に示す。 北海道、本州(岐阜県~石川県以北、三重県、奈良県、広島県)に分布する。ねぐらは枯死木や生立木の樹皮下や幹の割れ目などで、家屋、自然洞窟や隧道も利用する。北海道では、農耕地周辺の防風林から山地の森林まで、おもに2次林や自然林に生息する。出産時期は6月中旬~8月上旬。冬眠時期や場所、寿命についてはわかっていない。 【参考文献】 「コウモリ識別ハンドブック改訂版」(コウモリの会編、2011年) コウモリ類の捕獲調査において、ハープトラップにより、対象事業実施区域外で1個体確認された。 改変による生息環境の減少・消失 移動経路の遮断・阻害 ブレード・タワー等への接近・接触 工事の実施・土地又は工作物の存在及び供用改変による生息環境の減少・消失移動経路の遮断・阻害分布・生態学的特徴 確認状況 影響予測 工事の実施騒音による生息環境の騒音による餌資源の悪化-----●●●-逃避・減少影響要因工事関係車両への接触濁水の流入による生息環境の悪化土地又は工作物の存在及び供用ブレード・タワー等への接近・接触夜間照明による誘引10.1.3-481 (977)

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