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注:グループ区分、超音波の周波数帯、該当すると考えられる種は、原則として「コウモリ識別ハンドブック改訂版」 表 10.1.3-12 コウモリ類音声のグループ区分 10~30kHz未満 30~60kHz未満 カ. 高度別自動録音調査(コウモリ類) 高度別自動録音調査(コウモリ類)では、すべての地点でコウモリ目(30~60kHz)、コウモリ目(10~30kHz)が確認された。 (ア) 解析手法 調査に用いた超音波自動録音装置により取得したコウモリ類の音声ファイルは、wav形式で保存されている。これを専用の解析ソフト(Kaleidoscope Wildlife Acoustics社製)で読み込み、自動でコウモリ類の音声とノイズに仕分けた後、さらに手動でコウモリ類の音声とノイズに仕分けた。コウモリ類の音声は、文献調査及び現地調査の結果を参考に、発する超音波の周波数帯から2つのグループに区分することとした。グループの区分及び各グループに該当すると考えられる種は、文献調査及び現地調査の結果から表 10.1.3-12に示すとおりとした。 取得した音声のサンプル図は図 10.1.3-4に示すとおりである。全ての波形で種までの特定は困難であったことから、先述の2区分として整理した。 なお、本手法では個体数の算出は困難であることから、データ集計等をする際には、確認例数(1ファイルを1確認例としてカウント)を指標とした。 解析では、時期、時間帯及び気象条件(風速、気温、降水量)別に各グループの確認例数を整理し、グループ間で出現状況を比較した。 グループ区分 超音波の周波数帯 主な飛翔高さ 10~30kHz グループ 30~60kHz グループ (コウモリの会、平成23年)に準拠した。 高空 高空 林内(低空) 生息が予測される種 ・ヤマコウモリ ・コヤマコウモリ ・クビワコウモリ ・キタクビワコウモリ ・ヒナコウモリ ・ヒメヒナコウモリ ・オヒキコウモリ ・モモジロコウモリ ・ドーベントンコウモリ ・ウスリホウヒゲコウモリ ・ヒメホオヒゲコウモリ ・カグラコウモリ ・チチブコウモリ ・ノレンコウモリ ・アブラコウモリ ・テングコウモリ ・コテングコウモリ 10.1.3-15 (511)

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