表 10.1.3-55 持ち去り確認調査結果(2019年5月~2021年5月) 例数人工餌衝突死骸6113011311521361表 10.1.3-56 持ち去り確認調査結果(2019年5月~2021年5月) 風車No種名4ヒナコウモリ2019/09/30 21:17キタキツネ2019/09/21 17:15キタキツネ2019/10/04 15:36キタキツネ2019/10/27 22:33キタキツネ2020/08/28 20:02アライグマ2020/08/29 21:09キタキツネ2021/04/21 02:05キタキツネ2021/05/19 12:47ハシボソガラス23ノゴマ12ヒガラ2コミミズク11ノゴマ18ノゴマ10ウグイス22ヒバリ マ、5例がハシボソガラスによるものであった。また、衝突死骸8例の持ち去りのうち、キタキツネは6例、アライグマが1例、ハシボソガラスが1例であった。 持ち去りまでの時間を見ると、平均的な持ち去り時間はキタキツネの場合には76時間19分(3.2日)、アライグマで32時間50分(1.4日)、ハシボソガラスの場合には11時間7分(0.5日)で、キタキツネよりアライグマ、ハシボソガラスの方が短かった。なお、ハシボソガラスは現地では1つがいが道道沿いの電柱で繁殖が確認されているが(26号機付近西側)、生息しているのはこの1つがいと家族群のみで、持ち去りもこの付近でのみ行われている。 人工餌と衝突死骸の持ち去り時間を比較すると、キタキツネの場合には人工餌の持ち去り時間は66時間6分(2.8日)で、衝突死骸の場合には118時間51分(4.9日)であり、衝突死骸の方が持ち去りまでの時間が長かった。これは、人工餌は匂い等が発生しやすいこと等も影響している可能性が考えられる。 持ち去った動物キタキツネアライグマハシボソガラス不明持ち去りなし合計(平均)衝突死骸の持ち去り事例の8例を見てみると、ヒナコウモリとコミミズクは276時間57分(11.5日)、274時間45分(11.4日)と非常に長かった。対してノゴマは56時間5分(2.3日)、32時間14分(1.3日)、33時間21分(1.4日)、ヒガラは30時間30分(1.3日)、ウグイスは42時間5分(1.8日)と相対的に短かった。 大型の猛禽類やコウモリ類については、最終的に捕食はされているが、あまり餌としては選好されていない可能性が考えられた。小型の鳥類については、キタキツネであればそのまま飲み込めてしまうため、持ち去りまでの時間が短いと考えられる。ヒバリの1例については4時間23分と短く、ハシボソガラスにより持ち去られていた。これは営巣地に比較的近いことから、その付近では見つけ次第捕食していると考えられる。 設置日時2019/09/19 08:202019/09/19 09:102019/10/03 09:062019/10/16 11:482020/08/27 11:482020/08/28 11:482021/04/19 08:002021/05/19 08:24餌種類別平均持ち去り時間25041835076:19:0832:50:0011:07:12151:09:09312:02:00107:37:00持ち去り日時餌種類別人工餌66:06:340:00:0012:48:15136:33:43312:02:00101:57:48持ち去り動物持ち去り時間276:57:0056:05:0030:30:00274:45:0032:14:0033:21:0042:05:004:23:00衝突死骸118:51:3032:50:004:23:00238:41:400133:18:4910.1.3-131 (627)
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