10-1-2-jyunbisyo
15/16

予測及び評価の結果 ① 工事の実施 a. 地形改変及び施設の存在 (a) 環境保全措置 (b) 予測 ア.予測地域 地形改変及び施設の存在による影響を低減するための環境保全措置は以下のとおりである。 ・地形等を十分考慮し、改変面積を最小限にとどめる。 ・新設風力発電機を設置する際、掘削工事により発生する残土については、既設風力発電機の引き抜きを行った箇所にて埋め戻す、あるいは場内敷均しにより処理するため、土捨て場は設置しない予定である。 調査地域と同じとした。 イ.予測対象時期 すべての風力発電設備が完成した時期とした。 ウ.予測結果 ・対象事業実施区域の一帯には、場所により、砂の採取場が稼働したと考えられる形跡が点在しており、砂丘景観は既に損なわれている可能性が高い。 ・「オトンルイ風力発電所リプレース地盤調査 調査報告書」(2021年3月)」によると、対象事業実施区域の表層に分布する砂質土は、土層の堆積状況が乱雑で締まり具合がゆるく、砂採取後に埋め戻した土層である可能性が高い。また、「ボーリング調査地点No3の深度5.0~5.5m付近からビニル片が確認された」こと、専門家ヒアリングにより浜里パーキングシェルター付近より南部は、従来からの天然の砂丘はほとんどないと考えられることから、既に改変が行われている場所である可能性が高い。 以上から、対象事業実施区域は既に改変されている土地であると考えられ、重要な地形・地質は既に損なわれている可能性が高いため、工事の実施に伴う影響は小さいと予測される。 10.1.2-15 (495)

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る