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⑤ 風況の状況 a. 現地調査 (a) 調査地域 対象事業実施区域及びその周辺の内、施設の稼働に係る騒音の影響を受けるおそれがあると認められる地域とした。 (b) 調査地点 図 10.1.1-16に示す、対象事業実施区域の2地点とした。 (c) 調査期間 年間の代表的な風況における環境騒音が把握できる時期とし、天塩地域気象観測所において主に南側の風向が卓越する夏季、南西側の風向が卓越する秋季、風が強い冬季及び南南西の風が卓越する春季の4季(有効風速範囲における3日間以上)とした。 夏季:令和2年8月2日~9日 秋季:令和2年10月2日~8日 冬季:令和3年2月20日~24日 春季:令和3年5月16日~20日 (d) 調査方法 「風力発電施設から発生する騒音等測定マニュアル」(平成29年、環境省)により、風車のハブ高さ付近の風速の推定を行った。 (e) 調査結果 風況の調査結果を表 10.1.1-27~表 10.1.1-30に示す。 新設風力発電機のハブ高さ付近の風速は、「風力発電施設から発生する騒音等測定マニュアル」(平成29年、環境省)に準拠し、高さが異なる2点で測定した風速の測定値から推定する方法にて整理した。 新設風力発電機のハブ高さ付近の平均風速の推計結果は、環境1においては、夏季は昼間4.9~6.4m/s、夜間5.2~7.0m/sであり、秋季は昼間5.6~7.3m/s、夜間5.1~8.8m/sであり、冬季は昼間4.3~7.7m/s、夜間4.2~4.7m/sであり、春季は昼間4.9~6.2m/s、夜間4.2~6.6m/sであった。環境2においては、夏季は昼間5.3~5.9m/s、夜間5.6~7.6m/sであり、秋季は昼間6.6~7.3m/s、夜間4.8~7.9m/sであり、冬季は昼間4.8~7.8m/s、夜間3.6~4.8m/sであり、春季は昼間5.2~5.5m/s、夜間5.3~6.9m/sであった。 10.1.1-52 (422)

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