07-houhousyo
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表 7.1-2(1) 配慮書に対する一般の意見と事業者の見解 一般の意見 No. 1 再生エネルギーを決して反対している訳ではありません。風車以外に方法はないのでしょうか。オトンルイ風力建て替えは、もうたっていますので、やむをえません。これからの建設予定地が問題なのです。国立公園、ラムサールまで指定されているこの地域が…。何故、この場所なのでしょう!! 風は町の財産と申しますが、後世まで、この貴重な風景を残すことこそ今を生きる私達の大事な努めだと思います。 この雄大な大地には、人工物は似合いません。 交付金、補助金、買取金etc.目の前のお金に左右されずズート先のことを見据えてほしい。折に願います。 2 幌延町生涯学習センターにて、3時間位かけて配慮書を読ませて頂きました。 今後方法書、準備書、評価書、報告書と環境アセスメント図書があるわけですが、基本的に地域住民やサロベツとその周辺の利用者が充分に理解した上で時間をかけて建設による影響を検証すべきです。(地区の町政懇談会に行っても他の事項に関する説明や質疑があって、充分話し合う時間がありませんでした。) 配慮書の中に住宅までの距離が3.9kmは離れているから大丈夫との記述がありましたが、風の強さや向きによって生じるブレード音や影が予想不可能で心配です。景観にしても大型化することによって同様に不安があります。 以前にも増して景観が損なわれる可能性があります。又大型化、数の減少、間隔の拡大で鳥の衝突の影響は、小さくなると思うとの記述がありましたが、果たしてそうでしょうか。この点に関しては、実際建設・稼働後の調査でないとわからないわけです。しかもその調査は、時期・時刻・回数にもよります。目視、聞き取りだけでなくレーダー調査(レーダー調査の専門家)や地元の鳥類専門家の意見などを参考にすべきだと思います。 又大型の風車を設置するために地盤の工事による植物群の破壊(及び水位の変化)、メンテナンスの増加による補修費の増大等危惧する点は、たくさんあります。 建設に使われている風車が外国産の良くないものを日本は買わされているといった話を聞いたこともあります。 私は建て替えるのなら、せめて現在の大きさのもので良いと考えます。 事業者の見解 本事業は、既設のオトンルイ風力発電所の更新を行うものであり、現在の区域を基本として建て替えを行う計画としています。 今後、地域で大切にされている風景に留意して調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえて環境保全措置について検討し、景観への影響の回避・低減を図ります。 計画段階環境配慮書では、重大な影響を受けるおそれのある環境要素の抽出、複数案による環境影響の比較整理の検討結果を示しています。 今後、第6章に示す環境影響評価項目について調査、予測及び評価を行うとともに、地域住民等への積極的な情報提供や住民説明会の開催等により相互理解の促進に努めます。なお、鳥類については、レーダー調査を行う計画とし、地域の専門家等のご意見も踏まえて調査期間等を設定しています。 風車の大きさについては、大型化の流れを受けて風車メーカーによる現行機サイズの取扱いがないことから、将来の見通しも踏まえて検討しています。 7-10 (322)

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