地域住民は、平面地図上に暮らしていない!! 方法書・2-3調査/予測/評価の手法 ⑤景観 ⑥人と自然との触れ合い活動の場において、計画エリアの地図が載っていますが、多くの場合 生活者、訪問者は、一点に留まらず移動します。そして移動時に、風車を見ます。(道道沿いの風車)また、展望台に登って日本海方面を見渡せば風車が視界に入って来るでしょう。 私たち地域で暮らす場合、定点に留まらず、車などで移動して生活しています。 ですので、予定地に人家があるなしにとどまらず、もっと立体的に予定地周辺の環境を考察してほしいと思います。 予定地周辺は、自然環境上重要な区域!! 予定地は、「利尻礼文サロベツ国立公園」の特別保護区域に隣接しており、背後の海岸砂丘、サロベツ湿原は他に類を見ない湿原景観を有しており、貴重な動植物の宝庫です。北海道のすぐれた自然地域にも指定されています。 また計画区域は、鳥獣保護区に隣接し、同時に国際条約であるラムサール条約登録湿地に隣接しており、重要野鳥生息地(IBA)にも登録されています。 砂の採掘という歴史を抱えながらも、関係機関、住民の絶え間ない努力で実ったかすかずの栄光は、未来ヘ受け継ぐ大切な宝です。 予定地付近は、継続して行われている環境教育のフィールド!! 幌延町は、役揚・住民が一体となって児童の環境教育を実施しています。また下沼地区では、地域の篤志家が環境教育をされており、その独創性は高く評価されています。 このように、浜里と隣接地区下沼は環境教育というテーマに絞ってもかなり重要な地区であり、現状の自然環境の維持・保全は重要だと考えます。 事業区域付近には、オトンルイ竪穴群遺跡が存在!! 幌延町ホームページにも「オトンルイ竪穴群遺跡」というタイトルで詳しく説明されていますが、近年考古学、歴史学者からも報告があり、重要な史跡であると考えられます。これからの研究を待たなければなりませんが、現状の環境を維持するために、周辺の自然環境の改変は避けるべきです。 将来、エコロジーパーク・エネルギーパークヘ!! 現在の予定地は、砂の採掘跡地により景観が一見不毛な土地に映りますが、野生動物の生息地、移動地であったり、以前自生していた植物に出会える揚所です。また上空には猛禽類が飛び、季節の野鳥も啼いています。また目の前に広がる砂浜には貴重な海浜植物もあります。 できることなら、過酷な環境でも生き抜いてきた動 一般の意見 意見 59 (続き) 60 61 63 64 移動時の視点も踏まえた日常的な視点場からの眺望特性を把握した上で、予測及び評価を実施し、景観については結果を「10.1.6 景観 (1) 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望点 2)予測及び評価の結果」に、人と自然との触れ合い活動の場については結果を「10.1.7 人と自然との触れ合い活動の場 (1) 主要な人と自然との触れ合い活動の場 2)予測及び評価の結果」に記載しました。 対象事業実施区域の周辺は、自然環境保全上重要な区域となっていることから、事業の実施にあたっては、対象事業実施区域及びその周辺における動物や植物等について適切に調査、予測及び評価を実施し、「10.1.3 動物 (1) 重要な種及び注目すべき生息地(海域に生息するものを除く)」、「10.1.4 植物 (1) 重要な種及び重要な群落(海域に生育するものを除く)」に記載しました。その結果を踏まえて「10.2.2 環境保全措置の検討の過程及び結果」に示す環境保全措置を実施し、自然環境への影響の回避・低減を図ります。 再生可能エネルギーと自然環境との共存、自然環境への配慮は事業を行うにあたっての重要課題と認識しています。 事業の実施にあたっては、適切に環境影響の調査、予測及び評価を実施し、「10.1 調査結果の概要並びに予測及び評価の結果」に記載しました。その結果を踏まえて「10.2.2 環境保全措置の検討の過程及び結果」に示す環境保全措置を実施し、自然環境の維持・保全に努めます。 音類竪穴群遺跡の位置については「3.2 社会的状況」に記載していますが、既存の知見から把握された遺跡の範囲と事業の範囲は重複せず、改変されないと考えられます。しかしながら、事業の実施にあたっては、既存のヤードやアクセス路を極力活用し新たな改変を最小限にとどめる方針です。 事業の実施にあたっては、新たな改変を最小限にとどめる、外来種が侵入しないように留意するなど、地域の方々に寄り添っていただけるような場となるように努めます。 事業者の見解 6-20 (272)
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