意見 46 47 48 49 50 51 ■28.高度別自動録音調査の調査時間について 高度別自動録音調査の調査時間の記載がない。日没1時間前から、日の出1時間後まで録音すること。 ■29.バットディテクターによる調査について バットディテクターの探知距離は短く、地上からでは高空、つまりブレードの回転範囲の音声はほとんど探知できない。よって準備書には使用するバットディテクターの探知距離とマイクの設置方向(上向きか下向きか)を記載すること。 なお「仕様に書いていない(ので分からない)」などと回答をする事業者がいたが、バットディテクターの探知距離は影響予測をする上で重要である。わからなければ自分でテストして調べること。 ■30.重要種以外のコウモリ類について 事業者は重要種以外のコウモリについて影響予測や保全をしないようだが、「重要種以外のコウモリは死んでも構わない」と思っているのか?日本の法律ではコウモリを殺すことは禁じられているはずだが、本事業者は「重要種以外のコウモリ」について保全措置を取らずに殺すつもりか? ■31. バットストライクの予測は定量的に行うこと P270事業者が行う「高度別自動録音調査(自動録音バットディテクターによる調査)」は定量調査であり、予測手法(解析ソフト)もすでに実在する(例えば「WINDBAT」http://www.windbat.techfak.fau.de/index.shtml)等。また、バードストライクの予測手法も応用可能だ。 よって、バットストライクの予測も「定量的」に行うこと。 ■32.専門家へのヒアリング年月日が記載されていない。 専門家ヒアリングは適切な時期に実施するべきだが、年月日が記載していなければ適切な時期にヒアリングを実施したのか閲覧者は判断できない。よってヒアリング年月日を記載するべきではないのか。 ■33.専門家へのヒアリングは「年月」だけではなく「年月日」まで記載すること ヒアリングの「年月」の記載だけでは、それが適切に実施されたものであるか、信ぴょう性に欠ける。よって、ヒアリング年月だけでなく年月日まで必ず記載すること。 一般の意見 高度別自動録音調査では、日没1時間前から、日の出1時間後まで録音しました。 ブレードの旋回範囲における飛翔状況は高度別自動録音調査により把握し、マイクは水平方向に向けて調査しました。 「8.2.2 調査、予測及び評価の手法」に記載した手法により調査を実施し、「10.1.3 動物」に記載した調査、予測及び評価結果並びに「10.1.9 専門家へのヒアリング」で得られた専門家の助言も踏まえて、影響は小さいと予測しました。 しかしながら、この予測には不確実性が伴うため、その結果を踏まえ、必要に応じて専門家の助言や指導を仰ぎ、環境保全措置を検討いたします。 「8.2.2 調査、予測及び評価の手法」に記載した手法により調査を実施し、「10.1.9 専門家へのヒアリング」で得られた専門家の助言も踏まえて、予測及び評価の結果を「10.1.3 動物 (1) 重要な種及び注目すべき生息地(海域に生息するものを除く) 2)予測及び評価の結果」に記載していますが、バットストライクの定量的な予測は未だ確立されておらず、大きな不確実性を伴っていると考えられるため、定性的な予測及び評価を実施すると共に、引き続き新たな知見の収集に努めてまいります。 コウモリ類の専門家等へのヒアリング時期は、2019年9月6日及び2021年8月25日です。 コウモリ類の専門家等へのヒアリング時期は、2019年9月6日及び2021年8月25日です。 事業者の見解 6-14 (266)
元のページ ../index.html#14