05-jyunbisyo
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対象事業実施区域及びその周辺は、オジロ 2.各論 (1)鳥類に対する影響 事業実施想定区域及びその周辺では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(平成4年法律第75号。)に基づく国内希少野生動植物種に指定されているオジロワシ、オオワシ、チュウヒ及びタンチョウの生息が確認されており、同区域の周辺ではオジロワシ及びチュウヒの営巣及び繁殖行動が確認されている。加えて、同区域の周辺には、国指定鳥獣保護区でありラムサール条約湿地に登録されているサロベツ原野等が分布しているほか、同区域及びその周辺はガンカモ類及びハクチョウ類の渡り経路及び集結地として利用されていることから、鳥類の生息にとって重要な地域となっている。特にオジロワシについては、これまでに既設の風力発電設備付近において、死亡個体2羽が発見されており、いずれもブレードに衝突し死亡したものと推察されている。これらのことから、本事業の実施により、引き続き風力発電設備への衝突事故や移動経路の阻害等によるオジロワシを始めとした鳥類の生息等及び渡りへの重大な影響が懸念される。 このため、風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、既設の風力発電設備における衝突事故に関する知見及び自主調査結果、関係団体及び専門家等からの助言を踏まえ、調査、予測及び評価を行うこと。特に、地域特性上重要と考えられるオジロワシ、オオワシ、ガンカモ類及びハクチョウ類を含む渡り鳥について、高度を含めた飛翔の経路を客観的に把握できるよう、時期・時間帯、回数、区域等を含む適切な調査方法により調査を実施し、渡りの経路及び餌場への移動経路を明らかにした上で、影響を予測及び評価すること。 これら結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は十分低減すること。 本ページに記載した内容は、環境影響評価方法書に記載したものである。 ワシやオオワシが生息し、ガンカモ類やハクチョウ類の渡り経路等として利用されていることから、既設の風力発電設備における衝突事故に関する知見や自主調査結果、専門家等からの助言も踏まえて、時期・時間帯、回数、区域等など適切な調査方法により調査を実施し、渡りの経路及び餌場への移動経路を明らかにした上で予測及び評価を行い、その結果を踏まえて環境保全措置を検討し、鳥類に対する影響の回避・低減を図ります。 事業者の見解 表 5.2-1(3) 経済産業大臣意見に対する事業者の見解 経済産業大臣の意見 5-8 (250)

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