幌延風力発電事業更新計画_準備書_4章
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(2) 予測 1) 予測手法 事業実施想定区域と重要な動物の生息環境、注目すべき生息地との位置関係から、地形改変及び施設の存在並びに施設の稼働に伴う重要な動物の生息環境や注目すべき生息地の変化の可能性の有無を整理するものとした。 なお、重要な動物のうち絶滅種(エゾオオカミ、ニホンカワウソ)については、予測対象外とした。 2) 予測地域 予測地域は、調査地域と同様とした。 3) 予測結果 ① 重要な種 事業実施想定区域及びその周辺における植生は、図 4.3-5に示すとおりであり、海岸沿いには砂丘植生である「ハマニンニク-コウボウムギ群集」や「ハマナス群落」が分布している。また、事業実施想定区域の一部や東側には、強い海風によりミズナラが矮小化した「ミズナラ群落(海岸風衝型)」が分布するものの、樹高1m未満の灌木で森林はみられない。さらにその東側には、「ヨシクラス」や「チマキザサ-ヨシ群落」等の湿性草地が広く分布している。 このような環境で生息する重要な動物について、表 4.3-4~表 4.3-10に示すそれぞれの重要な種の生息環境を基に、地形改変及び施設の存在並びに施設の稼働による生息環境の変化の可能性の有無を予測した結果は、表 4.3-13に示すとおりである。 生息環境の改変による影響については、現段階では、A案(2,000kW級×11基)、B案(3,000kW級×7基)、C案(4,000kW級×6基)による施工ヤードや搬入路の設置に伴う改変の程度は未定であるが、風力発電機の基礎の大きさが各案同じと仮定し、いずれも新たに改変を伴うと想定した移動経路の阻害や風力発電機との衝突等による影響については、表 4.3-14に示すとおり、A案(2,000kW級×11基)では、B案(3,000kW級×7基)やC案(4,000kW級×6基)と比較して風力発電機の基数が多く障壁となる延長が長くなることから、移動経路の阻害等による影響をより受けやすいものと予測される。なお、事業実施想定区域から北側に約1.3km離れた箇所では、別の風力発電事業が計画されていることから(図2.2-18参照)、累積的な影響が生じる可能性が想定され、同様に、A案(2,000kW級×11基)では、B案(3,000kW級×7基)やC案(4,000kW級×6基)と比較して風力発電機の基数が多く障壁となる延長が長くなることから、移動経路の阻害等による影響をより受けやすいものと予測される。また、C案(ローター直径120m)では、A案(直径90m)やB案(直径80m)よりもローターの回転面積が大きくなることから、風力発電機との衝突等による影響をより受けやすいものと予測される。 本ページの内容は、計画段階環境配慮書に示したものである。なお、配慮書に係る関係機関との協議等を踏まえて修正した箇所をゴシック体で表記した。 場合は、風力発電機の基数が多いA案の環境影響が最も大きく、次いでB案、C案の順になるものと予測する。 4-28 (206)

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