NNN-12 34567893) 調査結果 ① 重要な動物の生息状況 既存資料より、事業実施想定区域及びその周辺に生息する重要な動物として、表 4.3-4~表 4.3-10に示すとおり、哺乳類18種、鳥類79種、爬虫類1種、両生類1種、昆虫類71種、魚類~表 4.3-10に示す環境に生息すると考えられる。 21種、底生動物20種が確認された。これらの重要な動物は、その生態的特性等から、表 4.3-4表 4.3-4 哺乳類の重要な種及びその生息環境 No目名1モグラ目トガリネズミ科トウキョウトガリネズミ2コウモリ目ヒナコウモリ科ヒメホオヒゲコウモリ10ネズミ目リス科11ネズミ科1213ネコ目クマ科イヌ科イタチ科1415161718アザラシ目アシカ科8科5目合計注:1.分類・配列等は、基本的に「河川水辺の国勢調査のための生物リスト[平成29年度版]」(国土交通省、平成29年)に準拠した。 2.選定基準は、表 4.3-3に示すとおり。 Ⅰ:文化財保護法等、Ⅱ:種の保存法、Ⅲ:環境省RL、Ⅴ:北海道RL 3.エゾヒグマは、環境省RLでは「天塩・増毛地方のエゾヒグマ」として、北海道RDB、RLでは「エゾヒグマ天塩・増毛個体群」として指定されている。 4.ドーベントンコウモリ、ウサギコウモリは、北海道RLではそれぞれ「ウスリドーベントンコウモリ」、「ニホンウサギコウモリ」として指定されている。 科名種名ウスリホオヒゲコウモリカグヤコウモリドーベントンコウモリヒナコウモリチチブコウモリウサギコウモリコテングコウモリエゾシマリスカラフトアカネズミムクゲネズミエゾヒグマエゾオオカミエゾクロテンエゾオコジョニホンカワウソトド18種選定基準ⅠⅡⅢⅤVUVuNtVUNtNtNtNtNtDDDdNTNtLPLp国際EXEx北海道では1800年頃に絶滅。NTNTVu特天国際EXExNt岩礁性海岸の離岸20~30kmの海域に生息する。18本ページの内容は、計画段階環境配慮書に示したものである。なお、配慮書に係る関係機関との協議等を踏まえて修正した箇所をゴシック体で表記した。 Nt耕作地周辺林を含む森林帯に生息する。NT10生息環境ササや低木の混ざる草原、湿原周辺の草地、針葉樹林などに生息する。ねぐらは枯死木や生木の樹皮下、家屋、自然洞窟など。山地から亜高山の、主として自然林に生息する。昼間の本来の隠れ家は樹洞と思われるが、家屋での繁殖も確認されている。農耕地などの人為的環境に多い。農耕地や市街地を流れる川での採食が観察されている。主に樹洞をねぐらや繁殖の場とするが、洞穴での確認事例もある。森林に強く依存し、河畔林に面した川、電灯周辺や森林の林冠などでの採餌が見られる。昼間の隠れ家としては、洞穴、家屋、樹洞など。流れの緩やかで滑らかな水面の川を好み、水面すれすれを直線的に飛翔しながら採餌する。樹洞を主な隠れ家とするが、洞穴、家屋の利用事例もある。河畔林に面した川、電灯周辺、森林の林冠などで採餌する。原生林の樹洞をねぐらとしていると考えられるが、洞穴で見つかった事例もある。森林の樹洞及び洞穴をねぐらとするが、人家での確認事例もある。おもに冷温帯性落葉広葉樹林、亜寒帯性針葉樹林及びその混交林に生息。本来は樹洞性と考えられるが、洞穴や人工構造物の隙間など、様々な場所で見つかった事例がある。樹間、葉間等で飛翔する昆虫類を捕食する。海岸から高山帯までの様々な森林に生息するが、開けた環境に多い。アカネズミがいる場合には、草原や灌木林に生息するが、いない場合には森林に生息する。エゾヤチネズミが生息する場所では、ササが密生したところにはエゾヤチネズミが生息し、ササと草本が混生する林床に本種が生息して棲み分けている。北海道の森林原野に生息し、夏から秋には中央山地帯では高山帯にも出没する。かつて北海道では平地から山地まで見られたが、移入種のイタチ及び外来種のミンクの侵入による競合等により、現在は主に山地帯に生息すると考えられる。日本では絶滅したとされる。河川の中下流部から沿岸部に生息していた。4-18 (196)
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