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(2) 予測 1) 予測手法 事業実施想定区域と重要な自然環境のまとまりの場との位置関係から、地形改変及び施設の存在並びに施設の稼働に伴う重要な自然環境のまとまりの場の変化の可能性の有無を整理するものとした。 2) 予測地域 予測地域は、調査地域と同様とした。 3) 予測結果 地形改変及び施設の存在並びに施設の稼働による重要な自然環境のまとまりの場の変化の可能性の有無を予測した結果は、表 4.3-26に示すとおりである。 移動経路の阻害や風力発電機との衝突等による影響については、A案(2,000kW級×11基)やC案(4,000kW級×6基)と比較して、障壁となる延長が短くローターの回転面積も小さいB案(3,000kW級×7基)の方が影響の程度は小さいものと予測する。 生息環境の改変による影響について、現段階では、A案(2,000kW級×11基)、B案(3,000kW級×7基)、C案(4,000kW級×6基)による施工ヤードや搬入路の設置に伴う改変の程度は未定であ重要な自然環境の まとまりの場 自然草原・自然林 利尻礼文サロベツ国立公園 事業実施想定区域と重ならないことから、地形改変及び施設の存在サロベツ原野 稚咲内海岸砂丘林 天塩川 本ページの内容は、計画段階環境配慮書に示したものである。なお、配慮書に係る関係機関との協議等を踏まえて修正した箇所をゴシック体で表記した。 予測結果 るが、風力発電機の基礎の大きさが各案同じと仮定し、いずれも新たに改変を伴うと想定した場合は、風力発電機の基数が多いA案の環境影響が最も大きく、次いでB案、C案の順になるものと予測する。 表 4.3-26 重要な自然環境のまとまりの場への影響の予測結果 事業実施想定区域の一部に自然林が存在していることから、施工ヤードや搬入路の設置に伴い、一部が改変される可能性があると予測する。 並びに施設の稼働による影響は小さいと予測する。 サロベツ原野は、オジロワシやチュウヒ等の繁殖地、ガンカモ類の集結地になっていることから、施設の稼働により移動経路の阻害や風力発電機への衝突等の影響が生じ、重要な自然環境のまとまりの場が変化する可能性があると予測する。 事業実施想定区域と重ならないことから、地形改変及び施設の存在並びに施設の稼働による影響は小さいと予測する。 ガンカモ類の集結地となっていることから、施設の稼働により移動経路の阻害や風力発電機への衝突等の影響が生じ、重要な自然環境のまとまりの場が変化する可能性があると予測する。 4-53 (214)

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