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① 北海道 a. 北海道環境基本計画 3) その他環境保全計画等 北海道では、2016年に「北海道環境基本計画 [第2次計画] 改訂版」を策定し、21世紀半ばの北海道を展望した将来像「循環と共生を基調とする環境負荷の少ない持続可能な北海道(エコアイランド)」の実現のために、①地域から取り組む地球環境の保全、②北海道らしい循環型社会の形成、③自然との共生を基本とした環境の保全と創造、④安全・安心な地域環境の確保等の施策を展開していくこととしている。このうちの「地域から取り組む地球環境の保全」については、地域の特性を活かした環境にやさしいエネルギーの導入等に取り組むこととしている。 b. 北海道地球温暖化対策推進計画 北海道では、2010年に「北海道地球温暖化対策推進計画」を策定し、温室効果ガス排出抑制等の対策・施策として、①低炭素型ライフスタイル・ビジネススタイルへの転換、②地域の特性を活かした環境にやさしいエネルギーの導入等、③二酸化炭素吸収源としての森林の整備・保全等の推進を重点施策として位置付け、②では、道内の多様なエネルギー資源を有効活用した再生可能エネルギーの利用促進等に取り組むこととしている。 c. 北海道省エネルギー・新エネルギー促進行動計画 北海道では、2016年に「北海道省エネルギー・新エネルギー促進行動計画(第Ⅱ期)」を策定し、①徹底した省エネルギーの実現、②エネルギーの地産地消、③エネルギー関連の実証・開発プロジェクトと生産開発拠点の集積、④新エネルギーの可能性を最大限に発揮するための基盤整備を取り組みの柱として、地域の自然環境・産業・景観等に配慮した持続可能な新エネルギーの導入促進等に取り組むこととしている。 d. 北海道生物多様性保全計画 北海道では、2010年に「北海道生物多様性保全計画」を策定し、生物多様性の保全と持続可能な利用の視点で、①地域の特性に応じた多様な生態系や動植物の保全、②地域の特性に応じた生態系構成要素の持続可能な利用を目標に掲げ、北海道における自然環境に関わる取り組みについてとりまとめている。 e. 北海道自然環境保全指針 北海道では、良好な自然環境を将来にわたって適切に保全していくために、1989年に「北海道自然環境保全指針」を策定し、原始性、稀少性、学術性等において比較的秀でている地域を「すぐれた自然地域」として、都市近郊の樹林地、水辺、原野等居住地環境に比較的近く存在し、住民が健康で快適な日常生活を営む上で貴重な存在となっている自然の地域を「身近な自然地域」としてとりまとめている。 事業実施想定区域及びその周辺における「すぐれた自然地域」の状況は表 3.2-35に、「身近な自然地域」の状況は表 3.2-36に示すとおりである。 3-109 (131)

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