本ページに記載した内容は、環境影響評価方法書に記載したものである。 事業者の見解 表 15.1-1(3) 北海道知事意見に対する事業者の見解 北海道知事の意見 (6)本配慮書については、縦覧期間終了後も事業者のウェブサイトで閲覧が可能な状態となっており、情報公開に関する一定の配慮は認められるものの、今後は印刷可能な状態にすることなども含め、さらなる利便性の向上に努めること。 2 個別的事項 (1)動物 ア 事業実施想定区域は、鳥類への影響を考慮すべき区域を示した「風力発電立地検討のためのセンシティビティマップ」において注意喚起レベルA3のメッシュに含まれ、さらにその北部に隣接して注意喚起レベルA1が位置していることから、特に重点的な調査が必要とされている。また、同区域の周辺はガン類、ハクチョウ類の渡りの経路となっているほか、オジロワシ、チュウヒなどの希少猛禽類の重要な生息地となっている。このため、関係機関や専門家等からの助言を得ながら、鳥類の移動経路、生息状況等に関する詳細な調査を行うこと。その上で、バードストライクや生息環境の変化などの影響について適切な方法により予測及び評価を実施し、その結果を風車の配置検討に反映することなどにより、影響を回避又は十分に低減すること。 イ 既設風力発電所では、これまでオジロワシのバードストライクが2例確認されている。更新計画では既設風力発電所と同様に海岸線に沿って南北に等間隔で風車を配置する複数案が示されていることから、更新後も同様な事故が発生するおそれがある。このため、過去の発生事例についての原因究明に努めるとともに、今後の対象事業実施区域の設定や風車配置の検討に当たっては、その結果も踏まえて影響を回避又は十分に低減すること。 ウ 動物相については、専門家等からの助言を得ながら的確に把握するとともに、重要な動物種について、適切な方法により予測及び評価を実施し、生息地の改変を避けることなどにより、影響を回避又は十分に低減すること。 各環境影響評価図書は縦覧期間終了後も当社ホームページで閲覧可能な状態にするなど、今後も利便性の向上に努めます。 対象事業実施区域及びその周辺は、オジロワシやオオワシが生息しているほか、ガンカモ類やハクチョウ類の渡り経路等として利用されていることから、専門家等からの助言も踏まえて鳥類の移動経路や生息状況等について適切に調査を行い、バードストライクや生息環境の変化などの影響について予測及び評価を実施し、その結果を踏まえて環境保全措置を検討し、鳥類への影響の回避・低減を図ります。 今後、風車の配置検討にあたっては、既設風力発電所におけるバードストライクの発生状況を把握するための死骸調査を行い、衝突原因の分析等も踏まえて検討し、鳥類への影響の回避・低減を図ります。 動物相及び重要な動物種について、専門家等からの助言も踏まえて適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえて生息地の改変を避ける等の環境保全措置を検討し、動物への影響の回避・低減を図ります。 15-7 (1589)
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