幌延_評価書_10章2~4(保全措置、事後調査、総合評価)
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主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観景観 表 10.4-9 (3) 調査、予測及び評価結果の概要 主要な眺望点は、全て対象事業実施区域外にあるため、対象事業の実施による改変等の直接的な影響はないと予測する。 景観資源は、「稚咲内海岸」が対象事業実施区域に存在することから、一部直接的な改変が生じる可能性があると予測する。それ以外の景観資源については、いずれも対象事業実施区域に含まれないため、直接的な改変は生じないと予測する。 主要な眺望方向に対して水平画角60度の写真で、風力発電機の介在する眺望景観は、「V7.サロベツ原野駐車公園」、「V8.天塩川河川公園」、「V9.鏡沼海浜公園」、「V10.国道232号」、「V13.天塩川河川敷」の5地点であった。 他の9地点は、主要な眺望方向に対して水平画角60度の写真では、風力発電機が含まれておらず、視界に入らないと考えられることから、本事業による景観の影響はないものと予測する。 下記では参考として、主要な眺望方向に風力発電機が含まれない場合であっても、主要風力発電機が視認され、垂直見込角が最大で2°以下となる「V1.サロベツ湿原センター」、「V3.名山台展望公園」、「V4.パンケ沼園地」、「V5-1.幌延ビジターセンター(展望台)」、「V5-2.幌延ビジターセンター(木道)」、「V8.天塩川河川公園」、「V9.鏡沼海浜公園」、「V10.国道232号」、「V12.はくせん橋」では、眺望景観として風力発電機は「ほとんど気にならない」と予測する。 風力発電機が視認され、垂直見込角が最大で約3度となる「V6.北緯45度モニュメント」「V11.音類橋」「V13.天塩川河川敷」では、眺望景観として風力発電機は「圧迫感は受けない」と予測する。 垂直見込角が最大で32.5度となる「V7.サロベツ原野駐車公園」では眺望景観として風力発電機は、「見上げるような仰角にあり、圧迫感も強くなる」と予測する。なお、既設風力発電機の垂直見込角は最大35.5度(8号機)であり、現状から大きな変化は見られない。 なお、「V2.砂丘のえき」は建物が前に存在することで風力発電機は視認できないことから影響は生じないと予測する。 (シークエンス景観からの観点) 本事業においては、海岸沿いの平坦な道路の端に風力発電機がほぼ直線的に一列に並ぶ状態となり、南北から移動する際の見え方として大きな変化はないと予測される。また、道路の傾斜や右左折やカーブ等が少なく、近隣のルート内において開放的要素が常に高い状況となっており、風力発電機が突発的、単発的に見える状況にはならない。土地利用の状況については、対象事業実施区域は「荒地」や「その他の用地」が続いており、土地利用の転換点がないため、変化の小さい景観が続いている。 これらの状況から、シークエンス景観の観点からの本事業の影響は小さいと予測する。 (水平的景観からの観点) 本事業においては、「V3.名山台展望公園」、「V4.パンケ沼園地」、「V5-1.幌延ビジターセンター(展望台)」、「V5-2.幌延ビジターセンター(木道)」、「V7.サロベツ原野駐車公園」、「V10.国道232号」、「V11.音類橋」、「V12.はくせん橋」、「V13.天塩川河川敷」の9地点において、最北端の風力発電機から最南端の風力発電機までの水平見込み角が10度を上回る地点になると予測される。しかし、ほとんどの地点で垂直見込み角は3度未満と小さいこと及び風車間の距離があり空隙が多いことから、風力発電機が水平的な景観を阻害するほどの垂直方向に強い印象を与えていないと考えられる。また、新設する風力発電機は、道道106号線沿いに可能な限り直線で配置することから、規則的な配置となり、水平的な景観に対する影響は小さくなると予測する。 風力発電機に最も近い「V7.サロベツ原野駐車公園」は、風車間の距離があり空隙が多いことから、5基全体としての風車群として捉えにくく、風車一基ずつで認識されやすいと予測する。 既設風力発電機の垂直見込角は最大35.5度(既設8号機)、建て替え後は最大約32.5選定項目 ①地形改変及び施設の存在 【予測】 (ア)主要な眺望点及び景観資源 (イ)主要な眺望景観 (垂直見込角からの観点) な眺望点から風力発電機方向を確認した場合の結果を示す。 度(新設2号機)であることから、現状から大きな変化は見られない。 予測及び評価結果の概要 10.4-23 (1537)

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