10.2 環境の保全のための措置 10.2.1 環境の保全のための措置の基本的な考え方 (1) 工事中の環境保全措置の考え方 工事中においては、工事工程及び工法に十分に配慮し、工事関係車両の台数の低減、平準化及びエコドライブ等に努める事により、騒音、振動及び人と自然との触れ合いの活動の場に対する環境影響の低減を図る計画とした。動物及び植物の保全については、搬入路、作業ヤード等による改変区域を必要最小限とすることで、影響を低減する計画とした。産業廃棄物については有効利用に努め、工事に伴う発生土は、埋戻し、盛土及び敷均し等に利用し、対象事業実施区域内で再利用する。 (2) 土地又は工作物の存在及び供用における環境保全措置の考え方 本事業の計画において、風力発電機の基数を、方法書段階の最大9基の計画から5基の計画に削減した。風力発電機の稼働後においては、風力発電施設の適切な点検・整備を実施し、性能維持に努め、低周波音の原因となる異常音等の発生を低減するとともに、周辺景観との調和を図るため周辺の環境になじみやすいよう明度・彩度を抑えた塗装を採用することとした。また、動物及び植物への影響を低減させるため、地形改変の範囲を最小限とし、周辺環境の保全にできる限り配慮する計画とした。 10.2-1 (1485)
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