「樹林性鳥類群集」、「草地性鳥類群集」の採食ギルド区分及びギルド内の各種について、既設風力発電設備から500m以内と500m以遠の出現状況を、表 10.1.5-28、表 10.1.5-29に示した。 <樹林性鳥類群集> 「樹林性鳥類群集」については、採食ギルド区分で見ると、各環境類型区分において、殆どの採食ギルド区分は500m以内の平均個体数が少なかった。なお、「4.樹上・昆虫食」のグループでは広葉樹林で、「7.地上・雑食」のグループでは針葉樹林で、500m以内の平均個体数がわずかに多くなる傾向が認められた。 種別に見ると、広葉樹林、針葉樹林ともに多くの種で、500m以内で平均個体数が少ない傾向が認められた。 <草地性鳥類群集> 「草地性鳥類群集」については、採食ギルド区分で見ると、自然草地(乾性)では、多くのグループで風車から500m以内で平均個体数が少ない傾向が認められた。なお、耕作地・二次草地では「9.草上・昆虫食」において、自然草地(乾性)では「12.地上・雑食」において、自然草地(湿性)では、「11.地上・昆虫食」、「12.地上・雑食」において、500m以内の平均個体数が多くなる傾向が認められた。特に「12.地上・雑食」のグループについては、同数である耕作地・二次草地を含めると全ての環境類型区分で500m以内の平均個体数が多い傾向が認められた。 種別に見ると、耕作地・二次草地及び自然草地(湿性)では、既設風力発電設備から500m以内で平均個体数が多い種が確認されたが、自然草地(乾性)では、500m以内で平均個体数が少なくなる種が多かった。 10.1.5-79 (1299)
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