幌延_評価書_10章1.4 環境影響評価の結果(植物)【公開版】
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表 10.1.4-2 確認された植物群落の一覧 コケモモ-トウヒクラス域 自然植生 ブナクラス域自然植生 ブナクラス域代償植生 河辺・湿原・塩沼地 ・砂丘植生等 植林地、耕作地植生 市街地等 注:1 植物群落の群落名(凡例)は環境省統一凡例(http://gis.biodic.go.jp/webgis/sc-016.html)に準拠した。凡例決定に際しては、植生調査結果から群落組成表を作成し群集(群落)を同定した上で、環境省統一凡例のどの凡例に該当するか検討した。群集に同定できなかった場合、環境省の統一凡例では採用されていない群集に同定された場合は、環境省の各凡例の説明を参考に凡例を採用した。 2 亜高山帯針葉樹林である「エゾマツ-トドマツ群集」は、環境省統一凡例でも採用されていたため、そのまま採用した。 3 落葉広葉樹(日本海型)で海岸風衝低木林であるエゾノヨロイグサ-カシワ群集 ナニワズ亜群集は、優占種や生育立地、分布域が合致する環境省統一凡例の「ミズナラ群落(海岸風衝型)」を採用した。 4 下部針広混交林であるトドマツ-ミズナラ群集は、優占種の混生状況や分布域が合致する環境省統一凡例の「トドマツ-ミズナラ群落」を採用した。 5 沼沢林である「ハンノキ-ヤチダモ群集」は、環境省統一凡例でも採用されていたため、そのまま採用した。 6 低湿地でエゾノカワヤナギやオノエヤナギが優占する群落は、群集の同定に至らず、優占種が合致する環境省統一凡例の「ヤナギ低木群落」を採用した。 7 二次草原でチマキザサが優占する群落は、群集の同定に至らず、分布域と優占種から環境省統一凡例の「ササ群落」を採用した。 8 二次草原でススキが優占する群落は、群集の同定に至らず、上位単位の「ススキ群団」を採用した。 9 湿原・河川・池沼植生のうちサロベツ湿原の群落は、群落組成表からはホロムイスゲ-ヌマガヤ群集 ハイイヌツゲ亜群集に同定できたが、環境省統一凡例の「北海道のサロベツ湿原等にみられる中間湿原にチマキザサが侵入した群落」等の記載が合致する「チマキザサ-ヌマガヤ群落」を採用した。 10 湿原・河川・池沼植生でヨシが優占する群落は、群集の同定に至らず、上位単位の「ススキクラス」を採用した。 11 湿原・河川・池沼植生でヒロハノエビモが優占する群落は、群集の同定に至らず、上位単位の「ヒルムシロクラス」を採用した。 12 砂丘植生でハマナスが優占する群落は、群集の同定に至らず、優占種が合致する環境省統一凡例の「ハマナス群落」を採用した。 13 砂丘植生の「ハマニンニク-コウボウムギ群集」は、環境省統一凡例でも採用されていたため、そのまま採用した。 14 コヌカグサ、ブタナ等の帰化植物が優占する群落は、環境省統一凡例の「空地や造成地に成立する高さ概ね1m以下の草本群落で、帰化植物が多い」との記載が合致する「路傍・空地雑草群落」を採用した。 区分 亜高山帯針葉樹林 落葉広葉樹林(日本海型) 下部針広混交林 沼沢林 河辺林 二次草原 湿原・河川・池沼植生 砂丘植生 耕作地 市街地等 凡例 No. 1 エゾマツ-トドマツ群集 2 ミズナラ群落(海岸風衝型) 3 トドマツ-ミズナラ群落 4 ハンノキ-ヤチダモ群集 5 ヤナギ低木群落 6 ササ群落(V) 7 ススキ群団 8 チマキザサ-ヌマガヤ群落 9 ヨシクラス 10 ヒルムシロクラス 11 ハマナス群落 12 13 路傍・空地雑草群落 14 市街地 15 工場地帯 16 造成地 17 開放水域 18 自然裸地 群落名 ハマニンニク-コウボウムギ 群集 群落組成 地点数 2 4 3 1 2 2 2 2 2 1 3 1 4 - - 1 - 1 10.1.4-11 (1177)

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