<定点観察調査> ・渡り鳥の定点観察調査は、猛禽類調査と兼ねて、4月~5月、9月~11月に実施した。 <レーダー調査> ・4地点に設置した船舶レーダーを用いて、渡り鳥及びコウモリ類の飛翔経路や飛翔高度(夜間<死骸調査> ・「鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き」を参考として、風車周辺を踏査し、 <死骸集中調査> ・28基全ての風車を1日1回ずつ、連続5日間調査を実施し、風車周辺を踏査して、鳥類等の・渡り鳥(渡り途中の個体)について、直接観察により確認し、種名、個体数、確認時刻、飛翔ルート、飛翔ルートの飛翔高度及び対地高度等を記録した。 ・調査時間は、原則として日の出頃から約8時間、調査を実施した。 ・観察機材は、8~10倍程度の双眼鏡及び20~60倍程度の望遠鏡を用いた。 ・調査対象種の確認時間は、分単位で記録した。 鳥類の飛翔高度については、現地調査で鳥類の対地高度を記録し、新設予定の風力発電機の諸元を基に次に示す3区分として整理した。 ・高度L:対地高度0m~25m未満(ブレード回転域よりも低空) ・高度M:対地高度25m~145m未満(ブレード回転域の高度) ・高度H:対地高度145m以上(ブレード回転域よりも高空) なお、飛翔高度がL~M、L~H、M~Hの高度幅で記録されたデータは、高度Mとして整理した。 含む)を記録した。 ・船舶レーダーを垂直方向で運用し、調査範囲に東西方向の調査断面を設け、調査範囲を南北方向に渡る渡り鳥及び周辺で移動するガンカモ類について、飛翔高度を計測する。調査時間帯は24時間、調査日数は連続3日間(計72時間)を基本とし、最大6日間実施した。 エ. バット・バードストライク調査 鳥類等の死骸の位置、年齢・性別、発見部位、風車からの距離、方角を記録した。発見した死骸については、その場で同定できなかったものについては、持ち帰り後日同定を行った。 ・調査地において死骸がどの程度で持ち去られるかを確認するため、拾得された死骸または人工餌等を地面に置き、それをセンサーカメラで撮影することで、持ち去られるまでの時間と持ち去る動物の確認を行った。 死骸の位置、年齢・性別、発見部位、風車からの距離、方角を記録した。その場で同定できなかった死骸については、持ち帰り後日同定を行った。 ・調査地において死骸がどの程度で持ち去られるかを確認するため、拾得された死骸または人工餌等を地面に置き、それをセンサーカメラで撮影することで、持ち去られるまでの時間と持ち去る動物の確認を行った。 10.1.3-59 (557)
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