土地又は工作物の存在及び供用(地形改変及び施設の存在、施設の稼働) 表 8.2-11(5) 動物に係る調査、予測及び評価の手法 調査、予測及び評価の手法 6.予測の基本的な手法 重要な種及び注目すべき生息地について、事業による生息環境等の変化の程度を文献その他資料による類似事例等の引用又は解析により推定し、影響を予測した。 施設の稼働中における鳥類の風力発電機への衝突の可能性について、「鳥類等に関する風力発電所立地適正化のための手引き」(環境省 平成 27 年)、「球体モデルによる風車への鳥類衝突数の推定法」(由井ら、2013)や「鳥類等に関する風力発電施設立地適正化のための手引き」(環境省)に示された衝突確率の解析手法等に基づき、衝突確率や年間衝突数等を推定し、影響を予測した。渡り期の小鳥類については、レーダー調査等の結果を用いて種を限定せずに年間衝突数等を推定し、影響を予測した。コウモリ類については、高度別自動録音調査等の結果を用いて気象状況との関係について整理し、影響を予測した。 新設風車により想定される環境変化について、既設風車から500m以上離れた対照地点の結果との比較等により、既設風車による影響を把握するとともに、環境変化に伴う影響を予測した。 また、隣接する他の風力発電事業との累積的な影響について、隣接する風力発電事業者から得られた情報を基に検討を行った。 7.予測地域 3.調査地域と同じとした。 8.予測対象時期等 (1)工事の実施 造成等の施工による動物への影響が最大となる時期とした。 (2)土地又は工作物の存在及び供用 風力発電施設が完成し、動物の生息環境が安定した時期(発電所の運転が定常状態に達する時期)とした。 9.評価の手法 (1)環境影響の回避、低減に係る評価 重要な種及び注目すべき生息地に係る環境影響が実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し、環境保全についての配慮が適正になされているかを評価した。 項 目 環境 要素 の区分 動重要物 な種及び注目すべき生息地(海域に生息するものを除く。) 影響 要因 の区分 工事の実施(造成等の施工による一時的な影響) (方法書からの変更点) 影響の種類や程度に応じて、環境影響の量的又は質的な変化の程度を予測するための手法とした。 方法書提出後の指摘に伴い追加した。 方法書提出後の指摘に伴い追加した。 動物に係る環境影響を受けるおそれがある地域とした。 動物に係る環境影響を的確に予測できる時期とした。 「発電所に係る環境影響評価の手引」(経済産業省、令和2年)に示されている手法とした。 選定理由 8-38 (322)
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