幌延_評価書_8章 環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法
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概 要 事業者の対応 表 8.2-1(6) 専門家等からの意見の概要及び事業者の対応 がある。 ているケースが多い。 ている可能性がある。 がある。 専門分野 ヒアリング時期 動物 NPO職員 2018年11月 ・オジロワシが、計画地の近くで繁殖している。天塩川右岸にも他のつがいが生息しており、計画地まで飛来しているかは判らないが、海岸に飛来する可能性はある。 ・オジロワシやオオワシは、厳冬期は主に砂丘林にいて、海岸に漂着物があると集まってくる。計画地の周辺も飛翔している。稚咲内から浜里付近では、3月上中旬頃にオジロワシ、オオワシのタカ柱が見られた。 ・チュウヒは、サロベツ原野を中心に稚内市から天塩町にかけて20~30つがいが繁殖している。東側から砂丘林を飛び越えて、海岸付近の草地も餌場として利用している。計画地の周辺では営巣していないと考えられるが、餌場として利用しており、かなりの頻度で確認することができる。チュウヒは低く飛翔することが多いが、移動時やオジロワシに疑攻撃する時には高く飛翔することもあるので、風車との衝突リスクが全くない訳ではない。 ・ハイタカやオオタカ、ミサゴが、砂丘林で繁殖している可能性・ハイイロチュウヒやケアシノスリが、春や秋に渡ってくるが、厳冬期にはほとんど見られない。ケアシノスリは越冬することもある。 ・タンチョウが計画地の近くを飛翔したのを確認したことがあるが、風車の近傍で観察したことがないので、あまり利用していないと思われる。稚咲内周辺の牧草地に、よく飛来している。 ・マガン、ヒシクイ、ハクチョウ類は、振老旧川・ペンケ沼~兜沼の間のルートを主に飛翔しているが、海岸沿いも飛翔する。ガン類・ハクチョウ類は、夜間でも飛翔している。 ・オオセグロカモメやセグロカモメが、海岸沿いを渡っている。内陸も飛ぶことがある。カモメ類のバードストライクはこれまで、絶滅危惧種ではなかったため、あまり注目されなかったが、比較的風車に衝突しやすい種である。 ・小鳥類も海岸沿いを渡り経路としており、特に秋の夜間に渡っ・コモチカナヘビが、海岸側に生息しており、計画地にも生息し・トウキョウトガリネズミは、海岸の草地で生息している可能性・アカモズが、数年前に計画地のすぐそばで繁殖していたことがある。計画地の周辺では、オオジュリンやノビタキ、ツメナガセキレイ、ホオアカ、ノゴマ等が繁殖していると考えられる。シマアオジは、海岸沿いでは繁殖していないと考えられる。越冬期にはユキホオジロが見られることがある。 ・カワウのコロニーがペンケ沼にあり、夏になると砂丘林の上を群れで頻繁に飛翔している。風車にぶつかりそうな高さで飛翔していることもあり、風車に対する脆弱性が高い可能性がある。 ・ヒグマが砂丘林に出現する。 希少猛禽類については、月1回実施する希少猛禽類調査により、渡り期や越冬期を含む対象事業実施区域及びその周辺の利用状況等を把握することとした。 タンチョウについては、希少猛禽類調査等の中で対象事業実施区域周辺の利用状況を把握することとした。 ガン類、ハクチョウ類については、渡り鳥調査の中で対象事業実施区域及びその周辺の飛翔状況を確認することとした。 夜間の飛翔状況等については、レーダー調査により把握することとした。 希少猛禽類以外の風車への衝突が想定される鳥類等については、渡り調査や希少猛禽類調査等の中で対象事業実施区域及びその周辺の飛翔状況を把握することとした。 コモチカナヘビ、トウキョウトガリネズミ、エゾヒグマ等の希少な動物についても留意して、現地調査を実施することとした。 8-14 (298)

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