表 8.2-1(5) 専門家等からの意見の概要及び事業者の対応 上旬頃、秋の渡りは10月下旬~12月頃である。 専門分野 ヒアリング時期 動物 NPO職員 ・オジロワシ、オオワシの秋の渡りは、10月末に初認されるが、まずはサケが獲れる川へ行き、海岸の方に出てくるようになるのは、漂着物がなければ12月の川が凍結してからである。春の渡りは3月上旬中旬で、オオワシが早くいなくなる。渡りは気象条件に大きく左右される。 2018年11月 ・チュウヒは、4月上旬に飛来し、5月上旬以降の抱卵期には観察しにくいが、6月上旬~中旬以降に孵化すると餌運びが頻繁に確認されるようになり、7月下旬~8月中旬に巣立つ。9~10月までは周辺に滞在しているが、11月には見られなくなる。 ・ケアシノスリ、ハイイロチュウヒの春の渡りは3月下旬~4月・ガン類・ハクチョウ類の秋の渡りは、ヒシクイは8月下旬に初認されるが、兜沼から順に南下してくるため、渡りのピークは9月下旬~10月上旬、マガンは10月上旬~中旬、ハクチョウ類は10月20日前後である。渡りは気象条件に大きく左右される。春の渡りのピークは、ヒシクイは4月中旬下旬、マガンは4月下旬~5月上旬である。 ・小鳥類の春の渡りは、種によって時期が異なりよくわからないが、4月中旬までに渡って来る種は少ない。下旬になると夏鳥が増え始め、6月に入るまでに夏鳥が出そろう。小鳥類の繁殖調査は、5月下旬以降が適期と考える。秋の渡りは、9月中旬~10月である。秋は夜間に上空を群れで渡っていく声が聞こえる。 概 要 希少猛禽類については、月1回実施する希少猛禽類調査により、渡り期や越冬期を含む対象事業実施区域及びその周辺の利用状況等を把握することとした。 ガン類、ハクチョウ類や猛禽類の渡り時期を踏まえ、春の渡り調査を4~5月頃、秋の渡り調査を8月~11月に実施することとした。夜間に渡りを行う小鳥類等を主な対象とするレーダー調査は、春季は4月下旬~5月頃、秋季は9月中旬~10月頃に実施することとした。 事業者の対応 8-13 (297)
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