幌延_評価書_8章 環境影響評価の項目並びに調査、予測及び評価の手法
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表 8.2-1(2) 専門家等からの意見の概要及び事業者の対応 ましい。 ジロワシに比べると低かった印象がある。 専門分野 ヒアリング時期 動物(鳥類) 大学教員 ・繁殖している留鳥のオジロワシについては、繁殖期だけでなく、非繁殖期も含めて事業実施区域及びその周辺の利用状況を把握する調査が必要になる。渡りの海ワシ類も含めた飛行行動に関わる調査は、月1回以上、2ヶ年の実施が必要だろう。 ・チュウヒについては、飛行経路を十分に把握することで、ある程度営巣場所が絞れるだろう。事業実施区域周辺で繁殖している場合には、狩場の利用に対する影響も含めて、風車の設置や建設工事による影響についても留意する必要がある。 2018年11月 ・渡り鳥調査についても、年次変動を考慮し、2ヶ年の実施が望・小鳥類でも種の同定や飛翔高度、飛行経路が計画地周辺全体においてきちんと把握できるような地点配置とされたい。特に冬期は降雪により視界が悪くなる状況も踏まえて、配置すべきである。 ・死骸調査については、月1回では少なく、月2回以上の頻度で実施することが望ましく、死骸探索調査の結果については、現地の環境条件により発見効率や持ち去り率等により補正したうえで評価すべきである。 ・対象事業実施区域の周辺には、オジロワシが2つがいは生息していると考えられる。海岸と水平に飛行する以外に、海岸と内陸を往来する方向にも飛翔している。 ・この地域では、冬にオオワシも含めて越冬個体が増えるが、若鳥を含めて1年中見られる。オジロワシでは、繁殖後に巣立った個体は秋に分散するが、翌春には出生地周辺に戻る傾向がある。遺伝解析の結果からも、繁殖期に生息している若鳥は北海道生まれの個体である可能性が高いと考えている。 ・チュウヒも対象事業実施区域の周辺で繁殖していると考えられる。天塩川沿いの湿地からパンケ沼にかけて複数のつがいが生息している可能性がある。 ・オオワシは11月~3月まで見られるが、低空の飛行頻度はオ・ガンカモ類は、計画地周辺の砂丘林上を低空で飛翔しているのを観察したことがある。一般には、風車衝突よりも風車周辺の環境を採餌場所等として使わなくなることの影響の方が大きいと言われている。 ・タンチョウが周辺に生息している。計画地周辺で繁殖は確認されていないと思うが、周辺の草地・湿地帯は餌場や繁殖のポテンシャルがあり、留意する必要がある。 概 要 月1回、24ヵ月の調査を実施することとした。 飛翔経路による営巣箇所の絞り込みや狩場の利用に対する影響等に十分に留意して、調査・影響評価を行うこととした。 2ヶ年(2回/季×2季)の調査を実施することとした。 計画地周辺全体を把握できるように調査地点を配置した。 月2回の頻度で実施することとした。9~10月については、5日間連続調査を2回実施することとした。 繁殖期はオジロワシ、チュウヒ等の対象事業実施区域及びその周辺におけるつがいの生息状況、越冬期はオオワシ、オジロワシ等の生息状況等に留意して調査を行うこととした。 ガン類、ハクチョウ類については、渡り鳥調査の中で対象事業実施区域及びその周辺の飛翔状況を確認することとした。 タンチョウについては、希少猛禽類調査等の中で対象事業実施区域周辺の利用状況を把握することとした。 事業者の対応 8-10 (294)

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