幌延_評価書_6章 方法書についての意見と事業者の見解
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現地調査により重要な植物種や重要な植物群落が確認された場合は、これらの種の生育地及び群落、並びにその周辺の土地改変を避けるなど、影響の回避を最優先に環境保全措置を検討すること。 また、対象事業実施区域内に一部分布している植生自然度9のミズナラ群落については、当該群落への影響を回避するため、現地調査によりその存在する区域を明らかにした上で改変区域から除外すること。 12 工事の実施による土地改変に伴う表土の移動や改変箇所の裸地化等により侵略性の高い外来植物の生育域が拡大し、周囲の植生等に影響を及ぼすおそれがあることから、土地改変を予定する区域及びその周囲における侵略性の高い外来植物の生育状況を予め把握し、工事の実施によりその分布が拡大することのないよう施工方法を検討すること。また、具体的な外来植物の拡散防止対策について準備書に記載すること。 13 注目種については、現地調査の結果を踏まえて適切に選定するとともに、選定の経緯を準備書に記載すること。 14 フォトモンタージュの作成に当たっては、四季を通じて風車と背景とのコントラストが強く出る晴天時の写真を用いて作成するとともに、色調、明度、解像度や大きさについては、風車の見えやすさや目立ちやすさが最大となる条件を想定したものとすること。また、既存風車がない景観からの変化についても調査、予測及び評価を実施すること。 さらに、対象事業実施区域は、サロベツ原野や利尻山、砂丘林など湖沼、湿原、海岸、山岳景観が一体となって織りなす原生自然的な水平的景観を特徴とする利尻礼文サロベツ国立公園に囲まれており、特に景観上の配慮が求められる。このため、こうした特徴的な景観の価値認識の把握も含め、観光客や地域住民にアンケートを行う等適切な方法により調査、予測及び評価を実施すること。 15 また、他事業者の風力発電事業に係る環境影響評価の情報を収集した上で、他事業者の風力発電事業との累積的な影響についても適切に調査、予測及び評価を実施すること。 <植物> 意見 <生態系> 意見 <景観> 意見 北海道知事意見 北海道知事意見 北海道知事意見 事業者の見解 現地調査により確認された重要な植物種や重要な植物群落は、「10.1.4 植物」に記載しました。これらの種の生育地及び群落、並びにその周辺の土地改変を避けるなど、影響の回避を最優先に環境保全措置を検討し、「10.2.2 環境保全措置の検討の過程及び結果」に示す環境保全措置を実施し、自然環境への影響の回避・低減を図ります。 また、対象事業実施区域内に一部分布している植生自然度9の自然林については、現地調査の結果も踏まえ、樹木の伐採や改変は必要最小限にとどめることとしています。 既設風力発電機の更新の際に、撤去跡地や工事用道路に外来種が侵入することが懸念されるため、「10.2.2 環境保全措置の検討の過程及び結果」に記載のとおり、外来植物の分布域拡大予防のための環境保全措置として駆除(種子結実前で開花期にあたる時期に刈り取り等を行う)を実施する予定です。 事業者の見解 生態系注目種については、現地調査の結果を踏まえて適切に選定しており、選定の経緯を「10.1.5 生態系」に記載しました。 事業者の見解 フォトモンタージュについては、四季を通じた調査写真を基に、風車の見えやすさや目立ちやすさが最大となる条件で作成しました。また、Webによるアンケートを実施するとともに既存風車がない景観からの変化について把握すること、水平的景観など特徴的な景観価値について留意しながら、調査、予測及び評価を実施し、その結果を「10.1.6 景観」に記載しました。 さらに、隣接する「(仮称)浜里風力発電事業」との情報交換を行い、得られた情報を基に本事業との景観に対する累積的な影響について検討を実施し、その結果は「10.1.6 景観 (1) 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 3)累積的影響の調査、予測及び評価の結果」に記載しました。 6-25 (279)

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