(3) 評価 1) 評価手法 予測結果を基に、複数案ごとの環境影響の重大性の程度を比較するものとした。 2) 評価結果 重要な自然環境のまとまりの場のうち、変化が小さいと予測される「利尻礼文サロベツ国立公園」、「稚咲内海岸砂丘林」については、地形改変及び施設の存在並びに施設の稼働による重大な影響は生じないと評価する。 「自然草原・自然林」については、事業の実施に伴い、自然林の一部が改変される可能性があると予測される。A案(2,000kW級×11基)、B案(3,000kW級×7基)、C案(4,000kW級×6基)は未定であるが、風力発電機の基礎の大きさが各案同じと仮定し、いずれも新たに改変を伴うとうえで、既存のヤードやアクセス路を有効に活用し改変する範囲を可能な限り小さくする等の環境保全措置を検討することとする。 力発電機との衝突等による影響が生じ、重要な自然環境のまとまりの場が変化する可能性がある。A案(2,000kW級×11基)やC案(4,000kW級×6基)と比較して、B案(3,000kW級×7基)の方が移動経路の阻害や風力発電機との衝突等による影響が生じる可能性は小さくなるものと評価する。 の飛翔の経路や高度等を調査し影響の程度を予測するとともに、既設風力発電所における衝突事故の発生状況を把握するための死骸調査を行い、繁殖地や採食地との位置関係の整理等による衝突原因の分析等も踏まえて、風力発電機の機種や配置を検討する、ブレード塗装等により視認性を高める等の環境保全措置を検討することとする。 の環境影響の重大性の程度について、現段階では、施工ヤードや搬入路の設置に伴う改変の程度想定した場合は、風力発電機の基数が多いA案の環境影響が最も大きく、次いでB案、C案の順になるものと評価する。 今後の配慮事項として、方法書以降の手続きにおいて、現地での自然林の分布状況を把握したまた、「サロベツ原野」、「天塩川」については、施設の稼働に伴い鳥類等の移動経路の阻害や風今後の配慮事項として、方法書以降の手続きにおいて、オジロワシやチュウヒ、ガンカモ類等本ページの内容は、計画段階環境配慮書に示したものである。なお、配慮書に係る関係機関との協議等を踏まえて修正した箇所をゴシック体で表記した。 4-54 (234)
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